
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】動機が不純…?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―4月18日(金)配信分―
この春、新しいお稽古事を始めている方もいらっしゃるかもしれません。
私は「もう一度英会話を習いたい」とか、「ピアノをやり直したい。クラシックではなくてちょっとジャジーな曲を弾けるようになりたい」などといつも考えているのですが、なかなか一歩が踏み出せないままでいます。
20代の頃。当時の私は「梨園の妻になりたい」という夢?野望?を持っていたので華道、茶道、着付けをやっておこうと考えていました。初めての華道はカルチャーセンターでの生け花教室。大きな教室に20人くらい生徒さんがいたかな。1人1人にお花が配られて自由に生けます。そこを先生が見回りながらアドバイスしてくださる。先生は60代後半くらいの品のよい女性でした。……ある日、ショックなことがあったのです。私が剣山に挿していたお花を見て先生が
「大体のバランスはいいけれど、そうねえ。これが邪魔ね」
とおっしゃって、花1輪を首からチョキンと切るではないですか!
え!?
その思い切りの良さに驚くと共に、全体のバランスのために生きている花を容赦なく切ってしまうなんて…。華道ってそういうものなんだ…。と戸惑ったことを覚えています。数か月通って一応お免状もいただきましたが、(たぶん草月流?)お免状…どこにいったかな。お免状いただくために数万円の登録料も払ったんだけどな。
茶道は知人の誘いで2回体験しただけ。着付けは無料教室に数回通いましたがその後行くことはなく、今も一人で着られません。浴衣すら着られない。
そういえば高校生の時に「将来はミュージカル女優になろう!」と思ってミュージカル教室に通ったのですが、レオタードに網タイツという姿で踊ってる自分に違和感を持ってしまい、途中でやめてしまったことがあります。
不純な気持ちで始めたお稽古事はやはり続かないものなのでしょうか。
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