ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣が語る「オトナの芸人論」。『おかしば』インタビュー

ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣が語る「オトナの芸人論」。『おかしば』インタビュー

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2021年秋にスタートした『ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣のおかしば』岡田圭右さんと柴田英嗣さんが繰り出すトークと、リスナーと一緒に作り上げる大喜利コーナーなどで大人気の日曜ワイドが、この4月に放送時間を3時間に拡大します。今回は、文化放送のキャッチコピー「オトナのホンネ 文化放送」にちなんだテーマでお話をうかがいました。

※こちらは文化放送のフリーマガジン「フクミミ」2025年4&5月号に掲載されたインタビューです。

目次

  1. 岡田&柴田、お互いが「オトナ」を感じるとき
  2. 芸人である以上は「子ども」の部分も必要?
  3. 放送枠3時間拡大についての二人の「ホンネ」

岡田&柴田、お互いが「オトナ」を感じるとき

── 今回お話しいただくテーマが、文化放送のキャッチコピーにちなんだ「オトナのホンネ」なのですが、お互いを「大人だな」と感じるときはありますか?

柴田 岡田師匠は、番組にゲストが来たときのエンジンのかかり方が素晴らしいんですよ。話の引き出し方がすごいというか、一瞬の瞬発力というか。まあ、すぐ息切れしちゃうんですけど。

── スタミナに課題がある、と(笑)。

柴田 課題があります。もうおじいちゃんですからね。

岡田 ごめんなさい、私の課題の話をするのやめてもらえますか(笑)。

柴田 いやでも本当に、われわれが知らない分野の話題でもちゃんと広げてくれるので、すごく助かるんです。普通は「こんな質問したら失礼かな」って思うじゃないですか。でも、師匠にはそういう神経は全然ないので。

岡田 ちょっと言い方がおかしいな。

柴田 神経がないんですよ、いい意味で。

岡田 「いい意味で」をつければいいってもんじゃないのよ(笑)。

柴田 それが逆に相手の方にも新鮮な質問で、話が盛り上がったりもしますし。これってやっぱり師匠が培ってきた大人としての経験なのかなって。

── 岡田さんはいかがですか。

岡田 柴田くんの「大人」の部分でいうと、すべてにおいて、いい意味で「軽い」ことやね。

柴田 ああ、軽いですよね(笑)。

岡田 いや、この軽さって本当に大事なのよ。いつでも何に対しても軽くいられるというのは、なかなかできないことで。トークであったり、共演者との関係性であったり、いろんな意味で軽さを出せるのは素晴らしいなと思います。

柴田 ありがとうございます。今回の記事は、ここだけ書いといてください。

── はい(笑)。

芸人である以上は「子ども」の部分も必要?

── お二人としては、デビューした頃と比べて「ここは大人になったな」と感じるところはありますか?

柴田 たとえば、こういう冠番組を任せていただくという時点で、もう大人なんだなと思うわけですよ。だって、ほかの大人が「お前たちにこの番組を任せるぞ」と決断してくれたわけですから。

岡田 あと、大人という部分も大切なんですけど、われわれ芸人としては、子どものままでいたいという部分もあるんですよね。

── たしかに、大喜利のコーナーですごく面白いネタが来たときの柴田さんの反応は、純粋な喜びが爆発している感じがありますよね。

岡田 そうなんよ。ありえへんぐらいの喜び方でしょ(笑)。だから、大人なのに子どもの部分も出せるという、すごい大人よね。もう「逆名探偵コナン」なんよ。「見た目は大人で、中身は子ども、逆名探偵コナン!」

柴田 何も解決しないじゃん!(笑)。

── 柴田さんから見て岡田さんに子どもの部分はあると思いますか?

柴田 師匠ってそういう子どもの部分に憧れはあるかもしれないですけど、やっぱり最終的にはちゃんと大人の対応をしてくれるんですよ。番組の企画を決めるときも、スタッフさんとかには僕のほうが細かく言うんですよ。でも、まとまらないんですね。そこで師匠の鶴の一声が出るんです。「もう、ええんちゃう?」って。

岡田 ふはは(笑)。

柴田 これでだいたいまとまるんですよ。こっちが一生懸命いろいろ議論してる横で師匠が新聞とか読んでて、聞いてんのか聞いてないのかぐらいの感じなんですけど、僕が「どうですかね?」って振ったら、「もう、ええんちゃう?」と。これで、きちっと終わるんですよね。

岡田 いや、早よ帰りたいから「もう、ええんちゃう?」って言うてるだけなんよ。

柴田 早く帰りたいなんて、いちばん子どもじゃないですか(笑)。この番組が始まった頃に一度言いましたけど、師匠の帰るスピードが速すぎて、砂煙が立ってるのが見えましたからね。

岡田 誰が荒野や!(笑)。

柴田 ほんと帰りたくてしょうがないんだなと(笑)。

岡田 いやあ、その部分は子どもやね。

柴田 まだそこにいると思って話しかけたら、残像だったことがありますからね。

岡田 だはは(笑)。

放送枠3時間拡大についての二人の「ホンネ」

── 最後に、4月から『おかしば』の放送時間が3時間に拡大されることについて、お二人の思うところをお聞かせください。

柴田 やっぱり文化放送の本音としては、岡田・柴田に賭けてるんだな、と。

岡田 おいおい(笑)。

柴田 だって1時間延長する枠で他の番組を始めたっていいわけじゃないですか。そこをわれわれ二人にやってほしいというのは、文化放送の「本気の本音」を聞いたなという感じですよね。

岡田 いかにも冷静に分析してますって感じで言ってますけど、彼ね、本音はごっつ喜んでるんですよ。

柴田 嬉しすぎて「3時間になりました!」って番組で発表してる夢を見ましたからね(笑)。

岡田 子どもやん(笑)。まあ、嬉しいことですよね。ニーズがあるから放送時間が延びるわけで。そういう評価をしていただいたのはありがたいですね。

柴田 ギャラも上がりますからね。

岡田 やらしいな(笑)。

柴田 師匠は上げないんですか? 大人の対応ですね。

岡田 やめろ、そういう話は(笑)。

柴田 でも、期待していただいたからには、師匠と一緒に一生懸命頑張りたいなというのが、僕の本音ですね。

岡田 3時間になるということで、文化放送を代表する番組になる階段をまた一歩上がれたのかなと思いますんで、これからも頑張りたいですね。番組の内容は柴田くんがじっくり考えてると思いますので。

柴田 はい、いろいろ揉んでます。で、最終的には師匠の「もう、ええんちゃう?」っていう決裁のハンコをいただきに行きますので。

岡田 なんぼでも押しますよ(笑)。

 

 

【番組概要】
『ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣のおかしば』
放送日時:毎週日曜日 午前10時00分~午後1時00分
出演:ますだおかだ岡田圭右、アンタッチャブル柴田英嗣、甲斐彩加(文化放送アナウンサー)
レポーター:小宅世人(文化放送アナウンサー)

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ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣のおかしば

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