西松建設、技術継承するための動画の取り組み

西松建設、技術継承するための動画の取り組み

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3月10日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、先週に引き続き西松建設株式会社DX戦略室DX企画部DX企画課の志賀茉莉氏とDX戦略室デジタル技術革新部スマート現場推進課の山田祐里氏をゲストに迎え、技術継承するための動画の取り組みや今後のビジョンについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「企業プロフィールを紹介致します。西松建設株式会社は、明治7年に創業しました。総合建設業として建設事業、不動産事業、開発事業を主な事業として行っています。最近では事業創生として、エネルギー・環境事業にも幅を広げて取り組んでいます。長い歴史と伝統により培われた技術力を強みに、日本のみならず、国外の基盤構築に貢献する数多くの大規模プロジェクトを手掛けています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「力を入れているDXの取り組みは何ですか?」

西松建設株式会社DX戦略室デジタル技術革新部スマート現場推進課・山田祐里氏「ナレッジ動画です」

横井「西松建設様にはL is Bのサービス、ナレッジ動画をご利用いただいてます。ナレッジ動画の導入の経緯を教えてください」

山田「土木では、工種ごとの施工委員会(山岳トンネル・シールドトンネル・ダム・一般土木)がありますが、その活動の中で課題になっているのが“技術の継承”です。施工を動画データとして残す取り組みをしたいが、どこで公開したら良いか、どのように展開したらいいか?という相談を以前から受けていました。私自身、現場の人から、経験したことない工種に移動が決まった時に、あらかじめどういうことをやるか業務の内容を動画で学べたら安心だし、すんなり現場に入っていけるという声を聞きました。他にも、現場の中で見学者用の紹介ビデオやタイムラプスが見られたら、知り合いと情報交換が出来る、という意見をいただくこともありました。ちょうどその時期、L is Bさんからナレッジ動画があるという紹介を受けました。ナレッジ動画のタグやキーワードで検索できるところ、全社展開で使っている現場向けチャット“direct(ダイレクト)”のユーザーに紐付けて使用できるといったところなどから導入を決定しました」

横井「動画で技術継承したいという会社が非常に多いんです。すごく増えてまして、それに合わせて作ったのですが、本当にありがとうございます」

松井「ナレッジ動画導入後の反応はいかがですか?」

西松建設株式会社DX戦略室DX企画部DX企画課・志賀茉莉氏「12月から導入を始めて、まだ2カ月ほどのため、視聴者側の社員の皆さんにとってはまだまだ知名度がそこまで高くないので、これからかなといった感触です。まずはナレッジ動画というツールの知名度を広げ、動画を簡単に見れることを知ってもらうことが、私たちの1つ目の大きな壁になると思っています」

横井「ナレッジ動画をはじめとした、色々なソリューションによる今後の展望はいかがですか?」

山田「社員の効率的な学びをテーマにして、ナレッジ動画のプロジェクトをやっているのですが、その先には企業風土の改革も目指したいと考えています。うちの会社はいいね文化や、社内SNSがあまり根付いてないと感じています。ナレッジ動画の取り組みを対面で説明すると、これはやるべきだよと言っていただけるんですけど、社内のイントラで発信しても、知らない人が多いです。ナレッジ動画の中に、リクエスト機能があったり、動画にコメントを入れられる機能があるので、対面だけじゃなく、SNSみたいなツールを通じて、コミュニケーションできるようになればいいなと思っています」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

L is B presents 現場DX研究所

月 20:00~20:30

『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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