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晴海のタワマン2棟合同・防災訓練を実施「災害時に地域で助け合う」ことを目指して
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。
きょうは2月1日中央区晴海で行われた防災訓練の様子をお伝えしました。
三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティが「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」2棟合同で防災会・管理組合・自治会と共に実施したものです。
当日、訓練地震発生のアナウンスが流れると、住民の皆さんは安否確認シートを住まいのドアの外側に張り出します。
地上49階建てのタワマン、大きな地震で停電するとエレベーターが使えず、上下の移動が難しくなります。そこで「各階対策チーム」を設け対応します。
各階に防災マニュアルが設置されている集合場所があります。発災時、集まった人の中から防災リーダーやサブリーダーを決めて巡回、安否確認情報を収集し本部に報告する流れだそうです。
晴海タワーズ(クロノレジデンス)で、防災を扱う委員会(防災会)のメンバー藤原広和さん、5年担当しているのでノウハウも積み重なっているとか…。
自分のマンションだけでなく隣のタワマンと共に活動したり、地域防災拠点の委員も兼務し、連携を図っていらっしゃるそうです。
平時の時に「顔見知りになる」という関係をつくることが大切だとか…。
この日はマンションの防災倉庫に備えられているマンホールトイレの組立訓練も行われました。
トイレをつなぐマンホールはこちら…
北風が冷たい中、こども達も熱心にマンホールトイレの組立にチャレンジ!
こども達からは「楽しかった」「冬は寒そう」「テントを張るのは難しかった」
大人からも「すごく役に立った。こういうトイレはあるだけでも安心」「色々体験できてよかった。緊張感をあげていきたい」などの感想が聞かれました。
凝固剤で固めるタイプの非常用トイレの凝固剤体験も行われ、マンションの住民が熱心に体験する姿が見られました。
私も家に50袋ほど非常用トイレを備蓄していますが、実際使ったのは能登半島地震の取材で水のない被災地に行ったときだけ。
よく言われることですが、食べることは我慢できてもトイレは我慢できません。
トイレの備えは本当に大切ですよね。
来週も「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」防災訓練の様子をお伝えします。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子