【101回箱根】6区で驚異的な区間新記録!青山学院大学・野村昭夢選手「56分台を目標にしていた」~金栗四三杯・MVP会見

【101回箱根】6区で驚異的な区間新記録!青山学院大学・野村昭夢選手「56分台を目標にしていた」~金栗四三杯・MVP会見

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――受賞に際して
「今回金栗杯とMVP賞に選んでいただきました。
正直ダブル受賞できると思っていなくて、どちらか獲れたららいいなと思っていた中でのダブル受賞だったので、ほんとに嬉しく思います」

――下りのときと平地のときでは意識に違いはある?
「平地は押していけるギリギリのペースで走ることが大事だと思うんですけど、下りに関しては全力を出しても呼吸はあまりきつくならなくて、どっちかというと体へのダメージがある感じです。今回の6区に関しては56分台を狙って走っていたので、体へのダメージはあったんですけど、最後まで行くことができました」

――56分台を具体的に意識するようになったのはいつから?
「第100回大会が終わってから新チームになる頃なので、4月ぐらいですかね。チーム全体で1年間の目標を個人個人で立てて、その時に56分台という目標を立てたんですけど、その時は夢物語というか、とりあえず書くだけ書いて、57分17秒の区間新記録を出せたらいいなっていう感じだった。結果的に1年間通して練習を継続することができたので、このような結果になったのじゃないかなと思います」

――どのような取り組みが山下りのスペシャリストに結びついた?
「僕自身、3年までは怪我が多い選手だったんですけど、4年目に入って怪我をすることが減りました。怪我をしても長期故障ではなく、1週間程度抜けるような小さい故障だったので、夏合宿で距離も踏めました。記録会も走って結果を残すことができたので、継続した練習ができたこということが、1番結果に結びついたのかなと思います」

――区間賞を獲得するという目標はいつから立てていた?
「区間賞に関しては、3年目から狙ってはいたんですけど、思うような走りができず、12秒区間賞に届かずっていう形でした。でも今年の6区に関しては山が勝負になることは分かっていたので、6区で区間賞を獲るのが当たり前だと考えていた。56分台を出したいという気持ちがあったので、56分台を出せば、おのずと区間賞もついてくるかなという感じで走りました」

――56分台で走る中で一番きつかったところは?
「2か所ほどあるんですけど、最初の5km地点ぐらいまでの上りと、ラストの15km過ぎてから17、8km目ぐらいが1番きつかったです。上りに関しては得意な方ではあるんですけど、そうは言ってもやっぱり上りは本当にきつかったです。ラストの15~18km付近に関してはあと5km、6kmぐらいあるなって長さを感じていて、その中で左足の裏にまめというか、水ぶくれみたいなのもできていたので本当にきつかったです」

――これからの予定は?
「今後は実業団に進んで競技を続ける予定で、実業団ではトラックメインで主に5000mを中心に競技をしていくので、日本選手権等で上位に入れる選手になっていきたいと思っています」

――「山が勝負になる」とあったが原監督からはそのあたりに関してどのような話があった?
「特に何も言われてないんですけど、出雲と全日本が終わって箱根を迎えるにあたって、平地の走りに関しては青学が劣っている部分があって、勝てる区間で言うと昨年も安定して走れていた山の5区6区だと思っていたので、僕の中ではというか、チーム全体として山決戦になると考えていました。その中で1区から10区の全員が区間賞を目指して走りました」

 

 

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