【101回箱根駅伝】城西大学・櫛部静二監督「部内での競争が激しくなっていってほしい」~復路終了インタビュー

【101回箱根駅伝】城西大学・櫛部静二監督「部内での競争が激しくなっていってほしい」~復路終了インタビュー

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――斎藤(将也、3年)君は設定から考えるとどれくらいマイナスですか?
「2分ぐらいはへこみましたね。大平台の手前ぐらいからちょっと難しいなと思いました。気管支の咳もありましたし、山上りは本当にきつい状況だったと思いますが、何とか形になってよかったと思います」

――目標を上方設定しつづけたチームで、凄く成長したチームだと思います。
「そうですね。こちらが思っている部分と彼らの中で成長した部分がいろいろありましたが、いろいろなことを学べた大会なのかなと思っています」

――選手たちを見て思ったことは?
「大幅に強いチーム、明らかに強い選手とも渡り合えて、10区が特にそうなのですが、彼らの中でいろいろな部分が成長しているのだなと思いました」

――調整がなかなか難しかったと思うが?
「そういう時期ですからね。クリスマスの朝の練習に行ったら、「熱が出ていて斎藤がこられません」というマネージャーからの報告があって、愕然としました。何とか他の選手たちに影響がないようにやりましたし、斎藤本人も4日ぐらいはちょっと強い練習を再開できたので、形になってよかったなと思っています」

――来年のチームの構想は?
「ヴィクター(キムタイ、3年)はアップダウンのコースを経験して、直接話したわけではないですが、コーチからは『来年はチャレンジしたいという意欲は十分だ』と聞きました。斎藤も今回責任を感じていると思うので、そこは期待したいなと思っています」

――箱根の経験者が増えて楽しみなチームになりますね?
「新4年生の中で、9名ほど力がある選手がぱっと考えるだけでもいるし、そこから今回走った小林(竜輝、1年)、中島(巨翔、2年)、それから柴田(侑、2年)もいますし、三宅(駿、1年)もそうですし、メンバー争いがすごく激しくなるので、チームは強くなると思っています」

――来年改めて目標設定を上方修正すると思いますが、そのためにチームのどういったところが重要ですか?
「レース中にちょっと考えていたのですが、駒澤や、青山、早稲田にも若い選手がたくさんいる中で、強いのはわかっています。その中で彼らがどういうふうに考えて自分たちの目標を定めるかというのはいろいろ話をして、本当の意味での目標というのは(今回と)変わらず達成できるかどうかのギリギリのところで考えたいと思っています」

――さらなる成長というところで、新チームはどういったところが必要だと思いますか?
「まずは気構えですね。強い相手に自分たちが挑めるのかという気持ちを持っているかというところと、部内での競争が激しくなっていってほしいなという気持ちもあります」

――復路は全て3年生以下という布陣になりましたが、来年に向けた大きな弾みになるのではないですか?
「桜井(優我、3年)が区間賞を獲ったり、小林竜輝が1年生記録を出したり、10区の中島はチームで一番不安要素でしたが、区間7位の走りをしてくれたので、『俺もやれる』と思った選手がたくさんいるのではないかなと思いました」

――来年の柱となるのは斎藤君とヴィクターの2枚看板?
「そうですね。それから1年生はほかの学年に比べて急激に成長していくので、小林竜輝と三宅は非常に期待していいかなと思っています」

――小林くんを6区に配置したのは、下りの適正があると見込んでですか?
「足の回転もいいですし、上りもできるということで、非常にマルチな選手です。思い切りがいいのが一つの大きな武器でもあると思うので、1年生で私がいなくても(運営管理者が付かなくても)1人で下ってこられるのかなと思っていて、それがまさにはまってよかったです」

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