【101回箱根駅伝】駒澤大学・佐藤圭汰選手「もっと強い選手になれるように頑張っていきたい」~復路終了インタビュー

【101回箱根駅伝】駒澤大学・佐藤圭汰選手「もっと強い選手になれるように頑張っていきたい」~復路終了インタビュー

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――レースを振り返って
「最初は下りで突っ込みすぎず、後半にペースを上げる予定で走りました。ずっと余裕を持って走ることができたので、区間新記録を達成できて良かったです。ラストで絞り切れなかった点はまだまだ練習不足だなと感じました。実際に状態が完璧ではない中で強気に行けたのは、頭の中で強い海外選手だったら、このくらいは余裕でいけるだろうなというのを考えながら、もしきつくなったとしても、お前こんなんで垂れていたらあの選手に追いつけないぞっていう気持ちで走っていました」

――区間新記録は目標にしていたのか
「区間新記録は絶対に出すことを目標にしていて、最低でも1時間台は出したいなと思っていたので、その目標は達成できて良かったなと思います。コンディションは正直100がマックスだとしたら、80ぐらいですかね。満足した練習も積むことができなかった。練習を本格的に始めたのが10月ぐらいからなので、2ヶ月間の練習でここまで戻すことができたっていうのは 非常に力がついたなって思います。これからトラックに向けてやっていく中で、このハーフマラソンを走る能力っていうのをつけられたことは、トラックにも生きてくると思うので、本当にいい取り組みができたと思います」

――将来に向けて
「ここで良い記録が出せたことは一安心が大きいです。ですが第一目標はここではなく、世界陸上を目標にしているので、そこに向けてやっていきたいと思います。世界陸上はまずしっかり出場して、その次にロサンゼルスオリンピックが世界大会の目標になると思いますが、それまでにダイヤモンドリーグなど、国際大会の経験を積んで、ロサンゼルスオリンピックに向かっていければと思います。ロサンゼルスオリンピックでの目標はまず、決勝進出にできるようなレベルになりたいと思っています。メダルを目指さないとそういった目標も達成できないと思うので、メダルを取れるぐらいの意識を持ってやっていきたいです。1500mか5000mでやっていきたいと思っています」

――怪我を振り返って(4月に恥骨の疲労骨折、6月に復帰も9月に再び離脱)
「3月のTHE Tenでの10000mがラストで、それ以降レースは出ていないです。恥骨は普通に生活しても動かすところなので、走ることも走る以外のトレーニングもできず、辛かったです。地獄のような思いをずっとしていました。恥骨は本当に厄介な怪我で、1回治ったのですが、もう1回再発してしまって、この怪我がずっと治らないんじゃないかという思いで過ごしていました。絶望的な状況ではあったのですが、トレーナーの先生などに支えていただいて、ネガティブな気持ちをポジティブな気持ちにさせてくれて、本当に良かったです。様々な方に励ましの言葉をいただいたことは助けになりました。ヤコブ・インゲブリクトセン選手(ノルウェーの陸上選手)や同年代で世界選手権レベルの選手の動画を見て、くよくよしたら絶対こういう選手たちに追いつけないと思ってモチベーションにしていました」

――「怪物」とも評される中で、名に恥じないなどの焦りは
「自分ではそんな強い選手だとは思っていなくて、日本の中ではいい結果が出せているのかも知れませんが、まだまだ弱い選手ですし、国際大会など自分の目標としている舞台で結果を出してこそ強い選手だと思うので、自分が怪物を意識するのではなく、もっと強い選手になれるように頑張っていきたいと思っています」

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