【101回箱根駅伝】國學院大學・辻原輝選手 襷を落としたのは「手に力が全く入らない状態だった」~復路終了インタビュー

【101回箱根駅伝】國學院大學・辻原輝選手 襷を落としたのは「手に力が全く入らない状態だった」~復路終了インタビュー

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――去年との違い
「去年は松山(和希、当時・東洋大学4年)さんについていくだけだった。今回は前も後ろも見えない状態だったので、ひたすら前を追って攻めていこうと思っていた」

――4区と7区の違い
「4区はトータルでみたら全体的に上っていて、7区は全体的に下っているので、コースとしては7区のほうが走りやすかったと思う」

――去年の経験は生きた?
「もともと地元ということで何度も走ったことがあって、コースも知っていたので、去年の経験というよりは今までの人生での積み重ねが去年も今年も生きたと思う」

――中盤から終盤にかけての走り
「中盤から後半にかけて苦しくなってくるコースなので、体力的にはきつくなった時もありましたが、10km過ぎから僕の故郷の二宮に入るので、そこからは元気が出た。去年と同様、みんなが応援にきてくれて、走っているのは1人だが、みんなと走っているという気持ちで最後まで走ることができた」

――襷を落としたのは
「寒さもあって後半結構きつくて、手に力が全く入らない状態だった。落としたというよりは、掴めなかったというのが正しい。手も足も感覚がなくて、力が入らなくて掴めなかった」

――落とした瞬間
「一瞬時間が止まったというか、やってしまったという気持ちが大きかった。まさか落とすとは思ってなかったし、手に力が入らないような感覚も人生で初めてのことだった。全日本のときのように中継所の直前で襷を外せばよかったという思いはある」

――それでも区間2位タイ
「正直あれがなければ、確実にあと15秒は速かったと思う。一回後ろに下がったし、襷を取るだけでも10秒くらいかかったので、加速していた勢いも止まってしまった。でもそこも含めて僕の実力だと思いますし、同タイムで区間2位でしたけど、そこに関して言い訳はないです」

――ポテンシャルを示すことはできたのでは?
「そうですね。ある程度自分の持っている力は出せたと思う。区間新は狙いたかったんですけど、出せなかったのは完全に自分の実力の問題なので、また1年間コツコツやっていくしかないと思います」

――去年の箱根が終わってから注力した部分
「4区と7区は同じコースで、起伏の多いコースということは知っていた。もともと4年間4区と7区を走りたいという思いがあり、そこのコースを想定した練習を入学してからやってきたので、特に変えた部分というのはない。単純に走力がついてきたので、その分練習の強度を上げたという感じです」

――また7区だったら佐藤圭汰(駒澤大学3年)選手のタイムを狙う?
「3年目は7区だったらもちろん佐藤圭汰選手のタイムは狙いますし、4区だったら今回更新された太田蒼生(青山学院大学4年)さんの日本人最高タイムを狙っていきたい。僕の大学での最終目標は、4区の区間新記録を作るということで変わらないので、ヴィンセント(東京国際大学OB、現・HONDA所属)さんの区間記録を4年目に狙っていきたいと思っている。今の実力であれば、確実に無理だなと思われるかもしれないが、僕は諦めてないですし、全然狙っていけると思ってるので、必ずやり遂げたいと思っています」

――チームとして目標を達成できなかったことへの想い
「正直言ってすごく悔しいですが、やれることはやったと思いますし、みんなで掴み取った3位でもあるので、来年勝って悔しさを晴らしたい」

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