【101回箱根駅伝】創価大学・榎木和貴監督 2区吉田響に関して「山の神になるよりも、2区で区間記録を出した方が…」〜往路終了後インタビュー〜
――今日の往路を振り返って
「1区は中央大学が先行して、吉居(駿恭、3年)くんが1分ぐらいかなっていう予想をしていたが、思いのほか突っ走ってしまった。第2集団でしっかりと我慢して、集団の先頭から20秒以内に繋いでくれればいいかなと思っていて、予定通りの走りをしてくれた。2区の吉田響(4年)は、当初5区という選択肢もあったが、チーム目標を達成するために2区を志願してくれた。区間新記録でチームの流れを作りることをしっかりと体現してくれた。頼もしい走りをしてくれたと思う。スティーブン・ムチーニ(2年)は響の流れをうまく繋いでトップに立とうと攻めた走りをしてくれた。思いのほか中央大学さんが先に逃げていたの先頭には立てなかったが、我々が目指していた走りを3区までできたのは良かった。4区の野沢(悠真、3年)は昨年同じ区間を経験しているので、攻略方法を熟知した中でチャレンジして、後ろから太田(蒼生、4年)くんに追われる立場ではありましたが、最後までしっかりと粘る走りをしてくれた。欲を言えばもう少し最後の 1km、2kmで食らいついていければと、本人もそこは反省点としてあったんですけど、そこだけがちょっと悔いが残る走りだったかなって。本人も言っていた。5区は1年生でチャレンジさせましたが、本当によく上りで粘ってくれました。上りから下りへの切り替えがうまくできず、差を広げられてしまったが、チームが目指す走りは9割方できた。6区は前回走っている川上(翔太、2年)が、またしっかりと攻め直しというところで、チーム目標、総合優勝に向けて最後まで諦めずにチャレンジしていきたい」
――吉田響選手は2区を志願した?
「11月の全日本大学駅伝が終わってから、これだけスピードが出せる走りができるようになった。箱根駅伝も、目指していた山の神になるよりも、2区で区間記録を出した方がチームの流れも作れるし、チーム目標の往路優勝、そして総合優勝に近づくんじゃないかと。そうしたいという意見が一致しました。そこから2ヶ月かけて2区への挑戦をしてきた」
――復路のポイントはどのあたりですか?
「6区と7区で良い滑り出し、流れを作ることが大事になってくると思います。復路も調子の良い選手、実績のある選手が控えていますので、最後まで諦めずにチャレンジしていきたいと思います」
――監督の言葉からは、まだ成長を続けているチームの姿が見えます。
「まだ完成系ではない。新興大学でもあり、チャレンジャーの身でもあるので、優勝を目標にできるチームになったのは成長を感じる。まだまだ強くなる創価大学を見せるので、期待していただきたい」
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Information
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『文化放送新春スポーツスペシャル 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』
1月2日(木)・3日(金) 7:30~14:30 *全国33局ネット(放送時間は異なる場合があります)
▼1月2日(木) 往路
解説:大志田秀次(中央大学OB、東京国際大学前元監督、Honda陸上競技部エグゼクティブアドバイザー)
プレーヤーズ解説:伊地知賢造(國學院大學OB、ヤクルト陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況:斉藤一美アナウンサー
▼1月3日(水) 復路
解説:大志田秀次(中央大学OB、東京国際大学前元監督、Honda陸上競技部エグゼクティブアドバイザー)
プレーヤーズ解説:花尾恭輔(駒澤大学OB、トヨタ自動車九州陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況:寺島啓太アナウンサー
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この記事の番組情報
文化放送新春スポーツスペシャル 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
2025年1月2日(月)・3日(火) 7時30分~14時30分
青山学院大学の連覇か、駒澤大学の王座奪還か、 それとも國學院大學が初優勝で三冠を手にするのか—— 「3強」の様相を呈する今シーズン。2日間、10区間合計217…