【101回箱根駅伝】復路のポイントは「6区と7区、ここでどれだけ詰められるか」駒澤大学・藤田敦史監督〜往路終了後インタビュー〜

【101回箱根駅伝】復路のポイントは「6区と7区、ここでどれだけ詰められるか」駒澤大学・藤田敦史監督〜往路終了後インタビュー〜

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――往路を終えて4位、青山学院大学からは3分18秒の差。振り返って
「負けたとしてもせめて2分、青山学院大学と中央大学との差ぐらいで収めたかった。山川(拓馬、3年)の分。5区で若林(宏樹、青山学院大4年)くんと山川の差が約1分40秒。私の目論見ではここをとんとんで行ってくれればと思っていた。若林くんも実力者なので先頭に立って勢いづくからとんとんになるだろうと。それが結局3分18秒まで開いてしまったのが誤算。とんとんで行っていれば面白いレースになっていただろう」

――山川は
「区間4番だがもっと頑張ってほしかった。アクシデントがあった。途中で左腕をつって、最後まで腕が振れなかった。腕を振らずに足だけで走っていたら今度は足にきた。それも含めて駅伝。そういう状況の中でも走らなければならない」

――山川までの流れは?
「想定内。青山学院と1分半の差だったので。山川のところでとんとん、もしくは30秒でも縮めることができれば1分の差になる。復路の6区でとんとんだとしてもゲームチェンジャーの佐藤圭汰(3年)をその後に投入すれば追いつけるという計算だった」

――復路に向けて
「差はついたがやってみないとわからない。厳しい状況だが諦めずにやっていく。うちの戦略を知っている青山学院大学・原監督が3区でもうちとの差を気にしていたので、駒澤が怖いとは思っていただろう」

――青山学院まで3分18秒差。どのような布陣で挑む?
「もう腹は決まっている。任せた選手を信頼して頑張ってもらうために我々ができることをやるだけ。これに尽きる」

――明日の5区間の中のポイントは?
「6区と7区。ここでどれだけ前に詰められるかが1番のポイント。ここで詰まっていないようだと厳しい。往路の序盤で流れに乗れればまだわからない」

――今日の気象コンディションは
「良かったと思う。日差しはあったが風はなかった。寒いよりは条件としてはいい。穏やかな箱根だった。だが山上りは全体的に記録が出ていなかった。若林は区間新、工藤(慎作、早稲田大2年)も良かったが、それ以外の選手は今一つに見えた。下手したら山川のタイムが区間10番目くらいになるんじゃないかと思っていたほど。それくらい条件は良かったので。それでも区間4番目だったので。また明日頑張ります」

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