【101回箱根駅伝】復路は「きっちり繋いで3位以内、チャンスがあれば1つでも上に」早稲田大学・花田勝彦監督〜往路終了後インタビュー〜

【101回箱根駅伝】復路は「きっちり繋いで3位以内、チャンスがあれば1つでも上に」早稲田大学・花田勝彦監督〜往路終了後インタビュー〜

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――復路のメンバー変更は?
「いくつか考えている。まだ伊藤大志(4年)も残っているので、明日も自信はあります。下りが予定通りいけば59分前後で想定しているので、そこまで後ろからは詰められないと思う。7〜10区は自信のあるメンバーを置いているので、復路でも3番をキープして、チャンスがあれば(2位の)中央を捉えたい。後ろから國學院、駒澤が追いかけてくるので、そこから逃げ切れればと思います」

――往路で3位という結果は
「想定した中では1番良かったが、上に駒澤や國學院がいると思っていた。うちが良かったのもあるが、駒澤や國學院に誤算があって、相対的なところでの3位なので、油断せずに行きたいと思います。復路はうちもいいメンバーを残しているので、きっちり繋いで3位以内、チャンスがあれば1つでも上に行きたいです」

――間瀬田(純平、3年)は3度目の1区。彼の走りを振り返っていかがですか?
「全日本の順位は悪かった(区間18位)が、その後の11月の練習は非常にうまくできていたので、自信を持って送り出した。あれでもし吉居駿恭(中央大、3年)にみんながついていくような展開だったらちょっとしんどかったが、本人が得意なスローペースの展開で、本人も気が付いたらラスト1kmだったと言っていたので、かなりレースに集中していた。良い走りでした」

――往路のゲームプランは?
「5区・工藤(慎作、2年)には前が見える位置で繋ぎたいと思っていた。2区・山口智規(3年)も調子が良く、前半は想定よりも20秒ぐらい速かったのであそこでもうちょっと抑えていけば後半でもう少し伸ばせたと思う。当初2区を1時間06分30秒±30秒程度で終えることを想定していて、体力的にきつい中でなんとか1時間07分で抑えてくれたので、想定内。 逆に山口竣平(1年)には自信を持っていて、1時間02分切りを想定していたが、良ければ1時間01分30秒ぐらい行くと思っていたので、竣平が本当にいい位置で持ってきてくれた。長屋(匡起、2年)はもうちょっと行くかなと思いましたけど、若干ピークがずれた中でまとめてくれたので、私としては工藤に最高の位置で繋げられました」

――5区・工藤の走りを振り返って
「すごいと思います。5kmまでで想定より20秒ぐらい速かったので、少し心配しましたが、本人のコンディションもかなり良く、落ち着いて走っていたので大丈夫だと思っていました。レース前は1時間10分を切れるかギリギリだと思っていたが、前半から貯金を作りながら行って、終わった後もかなり余裕がありました。彼は今マラソンを意識した練習をしていて、本当に高いモチベーションでやれていたのがこの結果に繋がったと思います」

――工藤の5区起用は迷わず?
「去年が終わった時点から今年の箱根を考えてやっていた。伊藤大志も上れるが、工藤に関しては元々適性があった上に、夏で非常に走力を上げてきていたので迷いはなく、前回大会が終わった時点から70分切りを狙っていた。1年間かけてしっかりやってくれた」

――早稲田の躍動に喜んでいるファンも多い
「昨日のニューイヤー駅伝でも、旭化成の井川龍人が最終7区で競り勝つなど早稲田OBが今頑張っていて、良い刺激になりました。応援してくださった方々に喜んでもらえるようにもう1日頑張りたいと思います」

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