【101回箱根 往路2位】中央大学・藤原正和監督「選手たちが強かった」〜往路終了後インタビュー〜
ーー2位という成績、手応えを感じる結果でしたね。
「全日本大学駅伝の惨敗を受けて、この2ヶ月学生たちが覚悟を持って、自分たちが変わりたいと思ってやってきてくれました。片道ですけど、そういう意味ではやっぱり(中央大学の)選手が強かったということは証明はできたと思います。我々の想定の上限よりも上に行きました。明日の復路、もう一度同じことを証明して、なんとか青山学院大学さんに抗いたいなと思っています」
ーー1区の吉井(駿恭、3年)がチームに勢いをつけてくれた?
「あそこまで差が広がるとは我々も思っていなかったのですが、40秒から1分(差を)あけてほしいということも伝えていた。それが2分以上(差が)ありましたので、強かったですね。何チームか(ついて)来ると踏んでいたんですけど、来なかったので、本人としては「ラッキー」って言っていました」
ーー飛び出すことは監督との事前の打ち合わせで決めていた?
「一応本人と話した時に、こういう風になったらこうしようという何パターンかは作っていた。最初がスローペースだったので、本人が決めて出ていったという形ですね」
ーー往路の前半(2区・溜池が区間9位、3区・本間が区間賞)で素晴らしい展開になりました。
「1〜3区は自信を持って(選手を)置いていましたので、まず2つは区間賞を獲れるだろうなと思っていました。4区の白川(陽大、3年)は、太田(蒼生、青山学院大、4年)くんが相手だったので、かなり苦しいかなと思ったのですが、よく粘ってくれました。4、5区は設定をしっかりと守って頑張ってくれましたので、明日につながるいい走りだったのではないかなと思います」
━━1区から10000m27分台ランナーを3人並べるというのは予定通り?
「この3人で勝負をして、できるだけ前に行こうと。鍵になったのはやはり3区の本間(颯、2年)。本当に調子も良かったですし、我々としてもアドバンテージをできるだけここで得たいと考えていました。あそこで2分24秒まで差を広げてくれたので、5区までもつれる展開にしてくれたのかなと」
ーー初の箱根となった5区・園木(大斗、4年)について
「彼は5年目。覚悟して残ってやると言った。頑張りました。彼だけじゃなくて、親御さんを含め覚悟を持った1年だったと思いますし、それをなんとか形にできたのは、我々というよりも彼の努力だと思います。素直に褒めてあげたい。若林(宏樹、青山学院大学4年)くんがさすがだなと。」
━━往路優勝は頭にあった?
「園木に渡った時点では、もしかしたらと思いました。でも、大平台以降の若林くんの走りを見ていると、これはどれだけ差を最小で終えられるかだなと思いましたので、よく粘ってくれました」
━━復路に向けて
「(先頭の青山学院とは)1分半差がありますし、野村(昭夢、4年)くんは実力者。こちらも浦田(優斗、4年)ということで、下りではもうそんなに差は変わらないだろうと。7区、8区が我々にとっては1つ大きな鍵になるかなと思っていますので、ここで勝負をかけていきたいなと思っています」
━━勝負をかけるということは優勝を狙っていくということ?
「やっぱりやるからには勝ちたいですから。頂点を目指して、明日はピクニックをさせないように頑張りたいと思います」
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Information
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『文化放送新春スポーツスペシャル 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』
1月2日(木)・3日(金) 7:30~14:30 *全国33局ネット(放送時間は異なる場合があります)
▼1月2日(木) 往路
解説:大志田秀次(中央大学OB、東京国際大学前元監督、Honda陸上競技部エグゼクティブアドバイザー)
プレーヤーズ解説:伊地知賢造(國學院大學OB、ヤクルト陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況:斉藤一美アナウンサー
▼1月3日(水) 復路
解説:大志田秀次(中央大学OB、東京国際大学前元監督、Honda陸上競技部エグゼクティブアドバイザー)
プレーヤーズ解説:花尾恭輔(駒澤大学OB、トヨタ自動車九州陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況:寺島啓太アナウンサー
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この記事の番組情報
文化放送新春スポーツスペシャル 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
2025年1月2日(月)・3日(火) 7時30分~14時30分
青山学院大学の連覇か、駒澤大学の王座奪還か、 それとも國學院大學が初優勝で三冠を手にするのか—— 「3強」の様相を呈する今シーズン。2日間、10区間合計217…