【101回箱根駅伝】神奈川大学・飯塚厚主将 運営管理車で実現させる最高到達点

【101回箱根駅伝】神奈川大学・飯塚厚主将 運営管理車で実現させる最高到達点

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1月3日、神奈川大学のキャプテンで、16人のメンバーから外れた飯塚厚選手が運営管理車に乗る。4年間ついに果たせなかった箱根出走の夢を形を変えて実現させることになりそうだ。

今季からチームを指揮する中野剛監督は飯塚厚主将について「今季のチームは厚が作ってくれた。私が気づかなかったことを気づかせてくれたり、チームメイトに対して嫌われ役を買って出てくれた。厚は厳しい言葉を口にしても仲間から嫌われなかった。まさに人徳。彼を走らせてやれず本当に残念。2日は5区のサポートをお願いして、3日に運営管理車に乗ってもらう」と話す。

飯塚主将は3年生で迎えた前回大会、16人のメンバーに選ばれて5区にエントリーされたが、当日変更によって走ることはできなかった。前回大会の前、文化放送の取材に対して、こんなことを話してくれた。

「競技は大学で辞めるので、箱根駅伝を最終到達点にしたい。『あくまで通過点』という人も多いけど、僕にとっては最後に何とかたどり着きたい場所。走れたら、好きな人のために走る。少年野球をしていた時、監督の上の代表が『好きな人のために野球をやれ』と常に言っていた。家族であったり、彼女であったり、応援してくれる人の顔を思い浮かべるようにと言われた言葉が常に頭に残っている」

飯塚主将は運営管理車からどんな言葉をかけるのだろうか。
その言葉は想像がつかないが、思い浮かべるのはきっと、目の前で走っている選手だけではない、苦楽を共にした仲間全員の顔のはずだ。

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