あけましておめでとうございます!開局当初の新春番組をご紹介!【アーカイブの森 探訪記#25】
皆様、あけましておめでとうございます!副隊長の千葉です。
毎週水曜更新の文化放送アーカイブスは、初めてのお正月が更新日と被っていて、とっても嬉しい気持ちで新年を迎えておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本年も、文化放送アーカイブスをよろしくお願いいたします!
さて、今回は、開局当初1953年1月の放送記録を発掘しましたので、当時の新春特番をいくつかご紹介します!まずは年越しの瞬間からどうぞ。
1.「新年の鼓動」
☆昭和27年12月31日23時50分~昭和28年1月1日0時20分放送
銀座四丁目の「服部時計店」(※現在の「銀座和光」)の鐘の音を中心に、年越しの雰囲気を現地の実況や詩の朗読などによって全国に伝える番組。年明けは中継が明治神宮に移り、初詣の風景をお送りする。
現在の文化放送では、さだまさしさんのカウントダウンコンサートを生中継するのが年越しの定番となっていますが、開局当初は「ゆく年くる年」のような番組を放送していたんですね!
今年の年越し特番を聴き逃した方はこちらからどうぞ↓
https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20241231220000
2.「新春歌日記」
☆昭和28年1月1日13時~14時放送 (帝国化工提供)※現在のテイカ株式会社
歌謡界のベテラン・新進が一堂に会し、得意の歌を大いに歌いまくり、1953年に希望を与えようというもの。
歌番組といえば、年末にその年のヒットソングが多く放送されているイメージがありますが、年始の昼から歌番組を放送するのも明るい気持ちになれそうで良いですね!淡谷のり子さん、宮城まり子さんなど、出演者もとっても豪華でした。
3.「スポーツ選手新春芸くらべ」
☆昭和28年1月2日16時10分~16時50分放送(エーワン・ポマード提供)
スポーツ選手と映画界のニューフェイスとで対談形式でかくし芸を出しあい、大いに新春を笑いあう番組。
スポーツからは野球、相撲、ボクシング、スケートといった4種目8名の選手が出演し、映画界からは東宝、新東宝、東映、松竹の4社の俳優さんが出演しました。スポーツ選手VS俳優のかくし芸大会なんて、令和によみがえらせてもバズりそうな夢の競演ですよね…!
当時の出演者たちは何を披露したのか、想像するだけで楽しい気持ちになります!
〈対決一覧〉
西沢道夫選手(名古屋ドラゴンズ)- 田代百合子氏(東宝)
杉下茂選手 (名古屋ドラゴンズ)- 島秋子氏 (東宝)
牧野茂選手 (名古屋ドラゴンズ)- 南寿美子氏 (新東宝)
三宅宅三選手(毎日オリオンズ) - 左幸子氏 (新東宝)
吉葉山 (相撲) - 嵯峨美智子氏(東映)
白井義男選手(ボクシング) - 魚住純子氏 (東映)
堀口宏選手 (ボクシング) - 小園蓉子氏 (松竹)
稲田悦子選手(スケート) - 紙京子氏 (松竹)
今回紹介した番組のほかにも、新年にぴったりのラジオドラマや、かくし芸大会など、バラエティ豊かな内容でお届けしていました!ちなみに、「年末年始番組紹介」と書かれた冊子には、12月31日から1月5日までの約1週間の注目番組が、72ページにわたって記されていました。当時から年末年始にはいつも以上に張り切って放送をしていたことがわかりますね!
そんな文化放送、2024-2025年の年末年始特番はまだまだ終わっていません!
お休みの方も、お仕事の方も、ご療養中の方も、文化放送を聴いて素敵な年始をお過ごしくださいね。
☆年末年始特番の情報はこちら↓☆
https://www.joqr.co.jp/qr/article/141800/
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