「パーソナリティは無理してやってる」大竹まこと激白!本当にやりたいのは“跳び箱”?
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組、『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 12月16日の放送は、岩波新書から発売中の『学力喪失──認知科学による回復への道筋』を著した、慶應義塾大学教授で心理学者の今井むつみ氏が出演。月曜パートナーの阿佐ヶ谷姉妹とともに本の内容について伺った。
大竹「今回は『学力喪失』というご本を紹介させていただきます。今、多くの子供たちが学ぶ意欲を失っているとお書きになってます。乳幼児はどんどんいろんなものを吸収して、いろんなことに興味を持って、どんどん言葉を覚えていきますよね。それが学校入って教わるようになってくると、私なんかその典型なんですけど、どんどんバカになっちゃうんですけど」
今井(笑)
阿佐ヶ谷姉妹・江里子「先生、笑っていらっしゃる(笑)」
大竹「先生、教えてください。どうして私はこうなってしまったんですか?」
今井「全然、大竹さん、バカになってないと思うんですけど」
大竹「でも本当なんですよ。本当に勉強どんどんできなくなっていくんですよ。体育だけできたんですけどね。それ以外はどうしようもない。子どものときは僕だってね、日本語を知らないうちに喋れるようになって、りんごの数ぐらいは数えられていたんですけど、これが教えられるとダメになっちゃうんですよね」
今井「そうですね。教えられたまま覚えなさい。それをテストに書きなさい。そういうふうに言われると、強制されたことはあまり“する気”が起きないじゃないですか。それが一つの大きい要因だと思います。
実は、小学校1、2年生でも学校で教わることはすごく抽象的で、それまでの幼稚園・保育園までは割と生活の中で楽しみながら学ぶことが好きだったのに、学校に来ると「きちんと座って先生の話を聞いてください」とか「聞いたことをちゃんと覚えてください」とか「覚えたことを書きましょう」とか、そういうスタイルが多くなってしまって、自分で世界を探索しながら自分で学んでいくスタイルとどんどん離れていってしまっている事が多いと思うんですよね」
大竹「積み木とかね、トランプとかね、私、大好きだったんですけどね。教わるのがダメなんですよね。漢字とか、こうやって書きなさいとか言われると、どんどんやる気がなくなっていったと思うんですよね」
今井「そういう子どもはたくさんいますね。日本中に今でも」
大竹「今でもそうなんですか?」
今井「昔、私や大竹さんが子供だった時に比べると、ずいぶん学校も「自由」の方向には向かっていると思います。文部科学省の考え方も変わってはいるんですけれど、やっぱり充分じゃないっていうところです」
大竹「小学、中学と教わっていきますけれど、私みたいに学ぶ意欲を失う人もいますよね」
今井「そういう人は結構いますね」
大竹「そういう人が、やる気を取り戻す方法みたいなことってあるんですか?」
今井「やっぱり人は誰でも、これだったらやりたいっていうものはあると思うんですよね。だから大竹さんもやりたいことを見つけられたから、今こういうパーソナリティの仕事をされたり、タレントされたり…」
大竹「でもね、私、パーソナリティは無理してやってるような気がしてるんです。本当は跳び箱だったら俺一番なんです。あんなに綺麗に跳び箱を飛ぶ男はいなかったんです」
江里子「今日は大竹さんの学習相談ではないんですよ」
大竹「いや、ごめんなさい。でもね!…」
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