【お天気気象転結】本格的な冬…たまには星を見てみるか
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼12月13日配信号 担当
伊藤佳子
冬は空気が乾いているので、夜空の星が本当にきれいに見えますよね。
今夜13日の夜から明日14日の明け方にかけて「ふたご座流星群」が見頃となります。
国立天文台によると、ピークは14日午前3時~午前5時、条件さえ整えば見られる流星の数が1時間におよそ40個に達することも期待できるとか。
15日は満月なので晴れても月明かりの影響を受けるため、あまり条件はよくないそうです。観測する方は、とにかく寒いのは間違いないので防寒対策を万全に、街の明かりがない場所で空全体を見て下さい。
さて、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」年間大賞には、ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」が選ばれました。
表彰式を取材させていただきましたが、「ふてほど」って皆さんは使ったことがありますか?
表彰式に登壇した「不適切にもほどがある!」主演の阿部サダヲさんも「自分たちで使ったことは一度もない。言ってるのを聞いたこともない」とお話されていました。
「ふてほど」って私も聞いたことがありません。これが流行語?という気もしますが、昔から言われていたことですものね。
「名言が残せなかった」の北口榛花選手は「競技が終ってすごく疲れていたのと、英語・チェコ語・日本語のインタビューを受け、何語をしゃべっているのかわらなくなって、気持ちをストレートに話せなかった。名言を残すことはすごく難しいということを感じたオリンピックだった」と輝くような笑顔で話していました。3か国語もしゃべれるのか……さすが!
これまで気象関連の言葉も多く選ばれてきました。
去年は「地球沸騰化」、その他「災害級の暑さ」(2018年)、「爆弾低気圧」(2012年)、「ゲリラ豪雨」(2008年)、「猛暑日」(2007年)など。
今年は気象関連の言葉は選ばれませんでしたが、猛暑日日数は各地記録を大きく塗り替え、福岡県太宰府市では62日を数えました。1年のうちおよそ2ヶ月分が猛暑日とは、「猛暑日」が流行語大賞に選ばれた14年前には、想像できませんでした。
2025年はどんな言葉が登場するのか、災害関連の言葉でないことを祈りながら星を眺めてみましょうか。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子