【全日本大学駅伝】創価大学・榎木和貴監督 2区吉田響の起用について「本人から覚悟を持って志願してくれました」 ~レース後インタビュー
真の日本一を決める第56回全日本大学駅伝対校選手権大会は、國學院大學の初優勝で幕を閉じました。
文化放送では11月3日(日)午前8時00分より『長谷工グループスポーツスペシャル 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会実況中継』を、解説に法政大学陸上競技部・坪田智夫駅伝監督、ゲストに近藤幸太郎選手(青山学院大学OB、SGホールディングス陸上競技部)をお迎えして、総合実況・寺島啓太アナウンサーで放送しました。
「箱根駅伝への道」ナビゲーターもつとめる2代目山の神・柏原竜二さんは監督車に乗り込み、現地からのレポーターをつとめました。
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▼11月3日(日)8時10分スタート
熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前 8区間106.8キロ
――4位という結果はいかがですか?
「チーム目標が3位以上でしたので、もう少し食い下がりたかったのが正直なところです。ただ収穫もありましたので、次の箱根に向けて修正して、往路優勝と総合優勝を達成したいです」
――収穫とは?
「出雲同様、まず1区、2区で流れを作って、最後は粘りきるというところで良かった点はありましたが、國學院大學さんのように繋ぎの区間で上位を取る走りができないのが我々の課題ですので、そこをしっかりと修正したいです」
――2区に吉田響(4年)選手を起用したのは、意表を突く狙いがあったのでしょうか?
「出雲も全日本も吉田響のほうから『2区で勝負したい』と。過去の佐藤圭汰選手(駒澤大)など、優勝するための流れを作っていたのが2区でしたので、スピードに自信がついてきたこともあり、本人から覚悟を持って志願してくれました」
――7区、8区は追う展開で難しかったと思いますが、レース前にどのような指示を出したのでしょうか?
「7区の吉田凌(4年)は、長い距離が得意分野ですので、自分のリズムを早く作るよう指示を出しましたが、後ろから篠原(倖太朗、駒澤大学4年)選手に追われているところで、前半頑張りすぎたのかなと。もう少し余裕を持って入れていれば、後半30秒から40秒食い止められたと思います」
――3年連続でシード権を獲得したことに関してはいかがですか?
「シード権はこれから当たり前のように獲っていかなければならないですし、上位3校を常に目指していくチームとして、新たなステージにチャレンジしなければならないと思っています」
――2ヶ月後の箱根駅伝に向けてどのように強化していきますか?
「箱根駅伝は全区間20km以上ですので、スタミナの強化というところと、トップスピードでハーフマラソンを走る能力が求められる時代に入ってきましたので、1つ1つ課題を見つけながら、2ヶ月かけて強化していきたいです」
――吉田響選手が5区を走るのか注目されますが、いかがですか?
「彼は入部当初から『山の神になる』という目標を持ってきましたが、スピードを出せる走りもできるようになってきましたので、違う区間での起用も可能性としてはでてきました。山の神だけがすべてではないというところを本人も理解していると思うので、またご期待ください」
◆長谷工グループスポーツスペシャル 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会実況中継◆
2024年11月3日(日) 8:00~13:50
解説:坪田智夫(法政大学陸上競技部駅伝監督)
ゲスト:近藤幸太郎(青山学院大学OB、SGホールディングス陸上競技部)
監督車リポーター:柏原竜二(東洋大学OB、2代目山の神)
実況:寺島啓太アナウンサー
◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134 radiko インターネットラジオ
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この記事の番組情報
長谷工グループスポーツスペシャル 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会実況中継
11月3日(日) 8:00〜13:50
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