「選挙に行ったってしょうがないんでしょ?」衆院選小選挙区の18、19歳投票率43.06% 全体を10.79ポイント下回る
10月31日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、18、19歳の投票率に関するニュースについて意見を交わした。
藤井氏「本来辞めないといけない総理が居座り続けると、ますます政治不信が深まる」
総務省は、衆院選の18、19歳の投票率(小選挙区)は速報値で43.06%だったと発表した。全体投票率の53.85%を10.79ポイント下回った。
18歳の投票率は49.21%、19歳は36.67%だった。男女・年齢別では18歳女性が最も高い49.86%で、18歳男性48.60%、19歳女性37.28%、19歳男性36.09%と続いた。18歳は学校で主権者教育を受けるなどして、投票を促される環境にいる人が多いとみられるため、19歳よりも高い傾向にある。
今回は、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初めて行われた16年参院選以降、6度目の国政選挙だった。制度導入以降、18、19歳の投票率は全体の投票率を大幅に下回り、30~40%台と低水準が続いている。
寺島アナ「藤井さん、このあたりはどうご覧になりますか?」
藤井氏「元々投票しなくていい人だったですからね。ぼく18歳以上の学生を面倒見ていますけど、ますますガキ化が進行していますからね、いまの学生どもは。昔の高校生くらいですよ、いまの大学生って。なんか親がついてきたりするような感じからして。昔は学生さんって18歳までいったら明治時代でいうとまぁまぁ立派な人って感じですけど、いまの学生さんはもう中高生って感じですからね。何にも考えてないっていうのが多いですよね」
寺島アナ「そしてこういう数字(投票率)が出てくると」
藤井氏「まぁだからこうなるんでしょうね。っていうのが全体の流れですけど、本来辞めないといけない石破(総理)がずっと居座り続けているみたいなのを見ていると、ますますいわゆる政治不信っていうのが深まって『えっ、選挙に行ったってしょうがないんでしょ?』っていうような感じになっているんでしょうね。希望が持てないですよね、日本の政治に。それはダメですね」
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