【お天気気象転結】選挙は終わり、一雨一度の季節です
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼11月1日配信号 担当
伊藤佳子
11月「霜月」に入りました。今週は冷たい雨が降ったかと思うと晴れて気温が上がったり、天気の変化が早かったですね。この時期「一雨一度(ひとあめいちど)」と言われます。
秋から冬に向かうとき、雨が降る度に気温が一度下がっていく、寒くなっていくという意味です。季節の変わり目、寒暖差にご注意ください。
さて、選挙が終わりました。
私が当日担当したのは、注目の東京24区「萩生田事務所」。そのため5回ほど八王子に取材に通いましたが、まさに萩生田・有田芳生両候補のデッドヒート。
これまで「萩生田王国」とも言われるほど、地元では圧倒的な強さを誇った萩生田さん、今回はこれまでになく非常に厳しく、街頭演説では熱くなった支持者が私を大声で怒鳴りつける場面も…。
なぜそうなったかというと、フツーに聴衆に「萩生田候補を支持する理由」をインタビューしている中で「裏金問題とか…」と触れた途端に、別の場所にいた男性が
「裏金じゃない!不記載でしょ?あんた達ウソばっかり言ってるじゃない!!修正して返金している、記者会見もやった!なんで裏金・裏金・裏金って言うの!失礼にもほどがある。出ていけ!!」とヒートアップ。
警備に当たっていた警視庁職員も集まってきたし、私は街頭演説の音声を収録するマイクをたばねてもらう為に、その場を離れました。それについて他のメディアさんが「記者はすごすごと撤退するしかありませんでした」と報道されていましたが、別に「すごすご撤退」したつもりはなく…まあどうでもいいですけどね。
それにしても今回は本当に大接戦でした。
事前の各社調査でも萩生田・有田の順番が社によって違っていて…現場でお会いしたジャーナリストに聞いても「うーん、わからん」。
そんな中、地元の高齢男性は
「そりゃ厳しいけど、萩生田さん結局勝つんじゃない?自分は与党でも野党でもいいけど、今回の野党の人、八王子をどうするとか言わないから。やっぱり地元のことわかっている萩生田さんかな」。
タクシードライバーさんは「自分は萩生田さんを選挙カーでは見たことはないけど、本人がウチの会社にも挨拶に来てたよ」など、地元への密着度はハンパないと感じましたね。
さて11月4日(月)は「浜祭」です。
会場では鈴木純子アナとの共著本「自然災害から身を守る知恵」も販売させていただきます。
もしよかったらお手に取ってみてくださいね。
気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子