村上信五くんと経済クン パンのサブスクとは?

村上信五くんと経済クン パンのサブスクとは?

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
6月5日の講義は「パンと経済」。
今話題!全国のパン屋さんからおいしいパンが届く定期便のサービス「パンスク」を提供している株式会社パンフォーユーの代表・矢野健太さんにお話を伺いました。


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【「パンスク」とは?】
現在32歳の矢野健太さんが27歳の時に起業して始めたサービス。1回2900円。パンの旅費一律780円で税込み合計3990円。お店によって種類も個数も異なるが、大体8個前後送られてくる。冷凍しているので1ヵ月程度持つ。お客さんは40代以上の女性が多い。
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【現在の利用者は?】
8000人ほど。「パンスク」で検索して登録できるが、現在希望者がとても多く、3ヵ月待ちの状態。
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【提携しているパン屋は?】
北海道から沖縄まで30店舗ほど。実際に社内でリサーチをして、食べた上で店舗に提携をお願いしている。ただ、まだパン屋さんにパンスクがあまり知られておらず、断られることも多い。
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【おいしさの秘密】
パンは生き物なので、焼きたての状態で香りも逃げないように冷凍で届けている。使っている袋に秘密がある。もともと違う食材に使われていたものだが、その袋を使うと水分やデンプンを保ったまま冷凍できることがわかった。パンのみずみずしさをキープした上で届けられる。かなり高い袋だが、これを使うと、焼きたてのおいしさを維持できると気づいた。電子レンジで40秒、またオーブンやレンジで焼くとさらにおいしくなる。
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【パン屋さんにも優しいサービス】
パン屋さんは店頭にパンを並べていないと購入してもらえないので、ある程度の廃棄が発生してしまう。パンスクでは、あらかじめお客さんの数がわかるので、受注生産のような形で計画的に作ってもらえる。また、冷凍サービスなのでいつ焼き上げても良い。パン屋さんは朝早いイメージだが、好きな時間に作ってもらえる。緊急事態宣言で売り上げが5割に落ちてしまったお店もあったが、「パンスクの売り上げがあったお蔭で潰れずにすんだ」という声も聞かれた。
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【なぜ「パンスク」を始めた?】
群馬県出身で大手代理店・電通の社員だった矢野さん。高級食パンブームにビジネスのチャンスを見出し、27歳でパンの事業を始めた。最初はパンのオーダーメイドサービスを始めたが、全然注文が入らなかった。注文がきたのは、パンのおまかせセット。カスタムで悩むより、送られてきたパンの中からどれを食べるかで迷いたいということだった。そこから、色々なパンをランダムで届けられるパンのサブスクに行きついた。現在従業員は30人。半分は女性。
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【将来の展望は?】
お客さんが「おいしいパンが食べたい」と思ったらパンスクを選んでもらえるようになりたい。また、パン屋さん目線では、売り上げをアップしたい、開業したいけど売上が安定するか不安だと思ったときに、パンスクを最初に指名してもらえるような存在になりたい。
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お客さん目線から見ても、そしてパン屋さん目線から見ても、色々な可能性があるサービスだと思いました。私も事前に送って頂き体験したのですが…パンスクがある生活はとても楽しい!毎日、次の日の朝にどのパンを食べようか選んで解凍させる時間は至福の時でした。全国各地のおいしいパンを体験できるというのは、パン好きとしてもとても嬉しく、またどのパンが届くかわからないというのも、毎回福袋が届くような気持ちで楽しめると思います!矢野さん、スタジオにもパンを届けて頂き、本当にありがとうございました!
坂口愛美
(この日の放送は、かなり鼻声でお聴き苦しかったと思います…。申し訳ございませんでした。体調管理、気を付けます…!)

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土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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