【西武】西口文也新監督インタビュー　「レギュラーも固定できないですし、誰にするかという楽しみもあります」

――ライオンズファンに惜しまれつつ現役を引退されてから9年が経ちましたが、1軍監督を務めるイメージを膨らませながらここまで準備を積み重ねてきたのでしょうか？
西口「いえ、毎年自分が就いた役職、ピッチングコーチや2軍監督をまっとうすることだけを考えて過ごしてきました」

――1軍監督就任要請を受けた時に、「ついに来たか」という気持ちだったとおっしゃっていましたね。
西口「飯田光男（球団本部長）さんとの兼ね合いで、そう言ったほうが面白いかなと」

――西口文也監督が理想に掲げる戦い方はどのような野球でしょうか？
西口「戦い方はもう相手より1点でも多く取る。それだけです」

――色々な戦術を駆使するということでしょうか？
西口「はい」

――「戦術を考えていることが今はとても楽しくてワクワクしている」という趣旨のお話を先程の会見でされていましたね。
西口「そうですね。はっきり言えばまだレギュラーも固定できないですし、誰にするかという楽しみもあります。補強やドラフトで選手も入ってくるので、本当にみんなには競い合ってもらってレギュラーの座を奪ってほしいなと考えています。レギュラーが決まらないことには戦術も決まらないので」

――2軍と同時に3軍もご覧になっていました。育成枠のなかで特に目立っている若手選手はどなたですか？
西口「守備と走力だったらモンテルは非常に楽しみな選手だと思います」

――イースタン・リーグでモンテルをたくさん起用していましたね。
西口「そうですね。セーフティバントとかもできます。本人にはいつも伝えているのですが、少しボール球を振ってしまいますがしっかりと練習をしてくれますし、何とか支配下という想いは強い選手だと思うので、 フェニックス・リーグ、秋季キャンプと頑張ってもらいたいと思っています」

――1軍監督への正式就任は来年の元日からとのことですが、これからの2ヶ月半はどのようなスケジュールで動くのでしょうか？
西口「寝ます（笑）。起きている時間はフェニックス・リーグを見たり、まだ2軍監督なので2軍の指揮をしたり。あとは秋季キャンプがあるので、しっかりと来年に向けて土台を作っていかなければいけないと考えているのでやってもらいます」

※インタビュアー：文化放送・斉藤一美アナウンサー