【お天気気象転結】気温差が大きい…服装で調節を!
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼10月18日配信号 担当
伊藤佳子
昼間は東京で最高気温25度を超えるなど、10月中旬とは思えない気温になるものの、さすがに朝晩はひんやり、気温差が大きくなっています。日が暮れるのも早くなってきましたね。
10月18日の東京の日の入りは午後5時2分、午後5時30分頃には暗くなってしまいます。
気が付けばキンモクセイは独特の甘い香りを漂わせ、フラワーショップの店頭には早くもシクラメンが並んでいます。一方、この時期にソメイヨシノが開花という不時現象も……。
サクラでなくても、今年は長く暑すぎた夏のおかげで、衣替えの時期もよくわからず、自分の季節感覚がおかしくなっている気がします。
▲キンモクセイ
先日10月14日のスポーツの日は、豊島区の「防災フェス」に行ってみました。
「としまみどりの防災公園」で行われたもので、近隣の住民や家族連れなどが多く集まり、盛況でした。日中は気温が27度まで上がり、ひなたでは汗ばむほどの陽気。
ハシゴ車は抽選で当たった人のみ上がれるので、開会前から親子連れの長い列ができていました。
▲はしご車
楽しみながら防災を体験したり学んだりしましょう、という趣旨のイベント。
参加者はAEDを使った心配蘇生や、身近なレジ袋などを使った応急手当の方法を体験、マンホールトイレや「かまどベンチ」を見たり、火災発生時の想定で煙テントの中で身を低くして避難する体験をしたり……災害食のレシピ紹介やペット防災のブースもありました。
そんな中、お兄ちゃんとママが起震車で震度7を体験している時に、他のママ友家族と一緒に残された2才ぐらいの女の子は大泣き。暑いのと疲れたのとママたちだけ目の前の車に乗って、なぜかすごい揺れている! ……泣きたくなりますよね。
そんな女の子を起震車からおりてきた小学2年生ぐらいのお兄ちゃんが、ぎゅっと抱っこして、なんとか泣きやませようと面倒をみたり……。
感想を聞いたインタビューの音には、女の子のものすごい泣き声が入ってしまい、放送としては使えなかったけど、私は懐かしくほほえましく感じました。
子どもが小さい頃は、晴れた休みの日は、どこかに行かなくてはならなかった……。別に遠くでなくて、近所の公園でもいいんですけどね。
お兄ちゃん(お姉ちゃんも)はたぶん親が思っている以上に、下の子のことを気にしているものです。大きくなってそれぞれ家族を持つようになると変わってきますけど……。
家族でお弁当を持ってどこかに行って、疲れ果てて帰ってくる……そういう時期は意外に短いものです。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子