新菱冷熱工業、地域冷暖房システムとは?

新菱冷熱工業、地域冷暖房システムとは?

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10月7日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、新菱冷熱工業株式会社のデジタルトランスフォーメーション推進本部 デジタル推進企画部 施工プロセス課 小菅太郎氏と金山愛由美氏をゲストに迎え、地域冷暖房システムやDXの取り組みについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは、企業プロフィールをご紹介致します。新菱冷熱工業株式会社は、1956年に創業しました。空調、電気、給排水衛生、コージェネレーションなどの総合的な環境づくりを担う、環境エンジニアリング企業です。特に地域冷暖房システムにおいては国内シェアNo.1を誇り、経営ビジョン“さわやかな世界をつくる”のもと、国内外で数多くのビッグプロジェクトを手がけています。改めまして事業内容を詳しく教えてください」

新菱冷熱工業株式会社 デジタルトランスフォーメーション推進本部デジタル推進企画部 施工プロセス課・小菅太郎氏「当社は、オフィス、商業施設、病院、工場、研究施設など様々な大型建物の空調設備の設計・施工を行っている会社です。空調設備だけでなく、給排水衛生設備や電気設備なども手がけております。日本全国に拠点があり、また東南アジアを中心に海外でも工事を行っております。海外では、コージェネレーションなどの大型プラントの設計や施工も行っており、地下鉄や空港など交通インフラ施設も多く手がけています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「地域冷暖房の仕組みについて教えてください」

小菅氏「まず一般的な空調方式は、冷房や暖房するための冷凍機やボイラーなどの機器を建物ごとに設置して、それらを使って空調するという形になります。それに対して地域冷暖房は、空調するための熱源機器をプラントと呼ばれる場所に集約して設置をして、そのプラントで作った冷水や蒸気を使って空調する方式となっています。冷水や蒸気は、地域導管と呼ばれる人が入れるほどの太い配管を通じて地域にある各建物に供給してます。地域冷暖房で空調をすると、省エネにも繋がり、大気汚染物質の削減や景観の向上といったメリットもあります」

横井「施工実績についても教えてください」

新菱冷熱工業株式会社のデジタルトランスフォーメーション推進本部 デジタル推進企画部 施工プロセス課 金山愛由美氏「国内で有名な施設だと、東京ドーム、沖縄の美ら海水族館法などがあります。地域冷暖房だと大手町・丸の内・有楽町地区やみなとみらい地区の実績があります。海外では、香港やタイなど東南アジアを中心にいろいろな国で実績があります」

松井「L is Bと共同でボットの開発にも、取り組んだそうですね?」

金山「L is Bさんとは現場で使う管材などの資機材をdirectのチャットボット機能で発注できる仕組みを今、共同で開発してます。空調設備工事では配管とかバルブといった材料がたくさん必要になるんですけど、その資機材は作業予定に合わせて現場にいる人が日々手配を行っています。その手配は電話やメールで行ってるので、行き違いで間違ったものが納品されてトラブルになったり、不明な発注内容を管財商社が現場で確認するのに時間がかかったりすることがあるんです。こういった問題を解決して素早く正確な手配が行えるように、管材商社と打ち合わせを重ねながらこの仕組みを開発しました」

横井「チャットの上で動くロボットプログラムをチャットボットと言うのですが、チャットボットの質問に答えるだけで発注が完了するという仕組みなんですよね。これは今まで電話とかメールでやると言った言わないがあったりとか、メールの確認が大変だったりとか、重複して発注してしまうこともあったりします。そういう無駄を防ぐということが、このチャットボットで実現できます」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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