【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 投手陣に関して「来年、再来年を見据えたなかでいい競争が起こっている」

【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 投手陣に関して「来年、再来年を見据えたなかでいい競争が起こっている」

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10月3日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。今シーズンを戦い抜いた投手陣に対する想いについて訊いた。

――武内夏暉投手が2桁勝ちました。そして今井達也投手、隅田知一郎投手も二桁勝利まであと1勝となっています。若い先発投手陣が奮闘したと思いますがこの辺りはいかがですか?
渡辺「今のチーム状況のなかで2桁勝つというのはすごく大変なことだと思います。そんななかで3人はしっかりと1年間先発ローテーションを守って、2桁勝利が届くところまで来ていますがあと1試合しかチャンスはないので、武内は10勝できましたけど、今井、隅田に関しても何とか2桁勝ってほしいなと思います」

――その一方で髙橋光成投手は今シーズン0勝11敗でシーズンを終えました。本人もすごく悔しいと思います。
渡辺「こんなに悔しいことはないと思います。エースが1勝もできないシーズンで、大怪我やフルに休んで勝てないとかじゃないんですよね。ずっと投げていて勝てないので本人も自分を見つめ直さなきゃいけないと思いますし、1番悔しいのは本人なので、今後の野球人生のことも考えるとしっかりこの1年を受け止めないといけないかなと思います」

――育成出身の菅井信也投手、3年目の羽田慎之介投手、ルーキーの杉山遙希投手も先発のマウンドを経験しました。来年はより一層羽ばたいてほしいですね。
渡辺「そうですね。若い選手たちが今年勝ったことで意欲も湧いて、今まで以上に頑張ろうという気持ちになると思いますし、若い選手たちが下から追い上げてくると、上にいる選手たちもうかうかしていられないでしょうし、投手陣に関しては来年、再来年を見据えたなかでいい競争が起こっているのかなと思います」

――リリーフ陣では甲斐野央投手のシーズン序盤で故障離脱というのは誤算のひとつでしょうか?
渡辺「もちろんそうですね」

――平良海馬投手が先発を離脱して、夏場にリリーフとして戻ってきました。平良投手が入ったことでリリーフ陣の厚みが増したと感じられたのですが、渡辺監督代行の目からはどうご覧になっていましたか?
渡辺「今年も平良は先発として投げていましたが、肘の具合が悪くてリカバリーが中6日だと間に合わなかったりと、先発としてのきついところを経験していて、今年は8月を過ぎても先発だと1軍復帰も難しい状況になってきたので、今年はリリーフでと話をして本人も納得してリリーフをやってもらっていますけど、来年はどうなるか分からないです」

――そして抑えで獲得したアブレイユ投手がしっかりと試合を締めてくれていると思います。アブレイユ投手の1年目をどうご覧になっていますか?
渡辺「よく投げてくれていると思いますね。序盤は不安定なところもありましたけど、ここに来てしっかりと結果を残してくれているので、チームとしても何とかアブレイユにつなげようという感じになってきていますね」

――今日も含めて残り2試合となりましたが、最後まで素晴らしい戦いを見せてくれることを願っています。
渡辺「今年のライオンズファンには本当に辛くて苦しい想いをさせてしまっているので、あと2試合を頑張って勝ちたいと思います」

※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー

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