【西武】今井達也投手インタビュー 引退の金子侑司選手には「若い時から守備でたくさん助けられた」
9月20日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの今井達也投手にインタビューした模様を放送した。今季限りで現役引退の金子侑司・岡田雅利両選手への想いについて訊いた。
――金子侑司選手の引退試合(9月15日、対ロッテ20回戦)で、今井達也投手は8回、被安打1、12奪三振1失点。改めてピッチングを振り返ってみていかがですか?
今井「初回から全体的にバランスよく投げられた印象がありますし、いつも目標に掲げているイニング数以上の三振が奪えたという面でもよかったかなと思います」
――奪三振数も175になりました。イニング数を完全に上回る数字です。昨シーズンの終了時点で130だったのですが、これだけ奪三振数が増えた要因というのはどう考えていますか?
今井「平均球速も上がっていると思いますし、そこまで最高球速にこだわりを持たなくても三振が取れているので、力感なく速い球を投げられていたり、打者とのタイミングをずらしたりと、うまく駆け引きができているんじゃないかなと思います」
――最高球速にこだわらなくても三振が取れるというのは、昨年と大きく違うところでしょうか?
今井「もともと『マックス何キロ出るか』というこだわりはあんまりないのですが、平均球速というところはいつも気にしている部分ではあるので、そこは昨年よりも2、3キロ速くなっていると思いますし、それにともなって変化球も速くなって空振り率も高いので、よくなっているんじゃないかなと思います」
――金子侑司選手の引退試合でしたが、マウンドを任されるというのは気持ち的にはどうだったのでしょうか?
今井「もちろん勝って終われるのがベストだと思っていたので、なるべく失点を少なくいければいいなと思って試合前から準備をしていましたね」
――金子選手もいい守備をしてくれていましたがその辺りはいかがですか?
今井「僕が2年目の若い時から守備でたくさん助けられた部分が多かったですし、そういう選手が引退するというのは寂しいですけど、結果的に勝ててよかったなと思います」
――8回の攻撃、「金子選手に打席を回すんだ」ということで、とにかく必死につないで打席を回した場面がありました。ベンチでご覧になっていていかがでしたか?
今井「やっぱり金子さんのためにという想いがチーム全体であったと思います。すごく感動的でしたし、野球のよさというのを改めて実感しました」
――岡田雅利選手の引退発表がありましたが、岡田選手との思い出などはありますか?
今井「1軍でプロ初登板の時にバッテリーを組まさせていただいたのが岡田さんだったので、すごく思い入れが強い先輩というのが印象的ですね」
――岡田選手にいろいろ野球を教えてもらったということでしょうか?
今井「野球もそうですし、野球を離れてもいろんな話はしてくださっていたので、すごくコミュニケーションが取りやすいなと思っていました」
――残りの試合数も少なくなってきました。まだ登板の機会があると思いますが、最後にファンの方へメッセージをお願いします。
今井「数えられるくらいの残り試合数になってきましたが、僕自身まだまだ野球がうまくなれると思っていますし、他の選手は僕以上にもっと上手くなると思っています。まだまだ若手の成長というのは僕自身もすごく楽しみにしている部分でもあるので、そういうのも含めてぜひ球場に足を運んでいただいて、熱い声援をいただけたらなと思います」
※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー
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