東京・世田谷区で同性カップルの住民票に新しい記載導入へ。邦丸・内藤が考える『家族のカタチ』とは?

東京・世田谷区で同性カップルの住民票に新しい記載導入へ。邦丸・内藤が考える『家族のカタチ』とは?

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野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週金曜9時~13時)。9月19日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、パートナーで俳優の内藤剛志と、世田谷区が同性カップルの住民票に導入する新たな取り組みと、家族の形について語り合った。

野村邦丸アナ「今日気になったニュースは、産経新聞から。
東京・世田谷区の保坂展人区長は、同性カップルの住民票の続柄欄に、異性間の事実婚世帯と同様に『夫(未届)』などと記載する取り組みを、今年11月から始めると明らかにしました。これまで同性カップルは『縁故者』と記載していたということです。これが今の民法上ではなかなか受理されないのかも知れませんが……」

内藤剛志「そういう意味なんだ!」

邦丸「先を見据えてやっているという。今、自民党総裁選挙で注目されている『選択的夫婦別姓』制度導入の件、それをどうするんだっていう話になってましたけども、異性間の事実婚世帯も同じなんだけども、同性間……たとえば男性同士の場合、これもね、『夫(未届)』と記載するようになるのは一歩前進なのかも知れません。同性カップルを、事実上カップルとして認めるということですね」

内藤「これはそれぞれの区の判断ということですね? 『いいのに』って思いますけどね、普通に認めてしまえば。何がいけないんですかね?」

邦丸「総裁選挙の討論の中でも意見が分かれているのは、『あるべき本来の家族の形』って聞くじゃないですか。これがもう分からないですね」

内藤「でも変わっていくものじゃないですか、家族の形って。『あるべき』って、長い間そうであったという意味に過ぎないと僕は思うんですね。多様性を認めていくのであれば、新しい家族の形ってあっていいような気が物凄くしますよ。だから財産を遺したりとかそういうことはやっぱりきちっと籍に入ってないと難しいですからね、2人で作り上げた財産を、どっちかが先に亡くなった場合、きちっと継げるというのが必要だと思いますから」

邦丸「もともとが同性愛というのはあったわけだから、婚姻というところでいうとある程度範囲を決めて『ここまでならいいですよ』っていう歴史があるわけじゃないですか。『あるべき姿』が変わりつつある中で、男性同士・女性同士だと中には『非生産的だ』っていうことをいう人もいるわけですよ、子供が産めないわけだから。『おいちょっと待てよ!』と。少子化もそうだけど、子供たちが生を受けても親が育てることが出来ないので里子に出すっていう、里子制度も充実しつつあるとは思うんだけども、同性カップルが子供を得る方法だっていくらでもあるじゃないですか。だからこれはもっと今度の総裁選でも突っ込んだ議論が必要ですよね……もうしてるんでしょうけど」

内藤「生産性を上げるためだけじゃないですよね、家族って」

邦丸「『産めよ増やせよ』の時代じゃないでしょ!」

内藤「だって愛し合っているというか、お互いを大事だと思う2人が一緒に暮らすことが基本だと思うから……そりゃ、子供は多い方がいいですよ。子供を見てると楽しい気持ちになりますよ、小っちゃな子供を見てるとね。ただ、『家族は子供を生産するもの』といえば言葉は変ですけども、そのためにあると思う人があっていいと思いますし、そうじゃないという意見があってもいいと思います。もっと自由であっていいと僕は思うなあ、基本的に」

邦丸「ですよねえ~」

内藤「特に僕の仕事、職業柄そういう方が多いし、そういうことが不思議だとは僕は思わないですけどね。物を作る場所っていうのは、多様性に富んだ場所であるべきだと僕は思うから」

「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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