【水谷加奈の劇場型恋愛体質】まだまだ、だな

【水谷加奈の劇場型恋愛体質】まだまだ、だな

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。

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―9月20日(金)配信分―

音楽番組の収録でナレーションを担当しています。(【オールディーズアンソロジー】ネット局のみ)
いつも初見で原稿を読むのですが、聞きなれない外国人アーティスト名などが出てくるとさすがにつっかえてしまいます。
主な内容は曲紹介とその曲に関するエピソード。例えば……

「続いてお送りするのは1976年リリース。スティーブ・ミラー・バンドで曲はフライ・ライク・アン・イ-グル。お聞きください!」

そして。

「~お送りしました。こちらはスティーブミラーバンドのアルバム【鷲の爪】に収録された楽曲です」

……という個所で【鷲】という漢字が【タカ】と読むのか【ワシ】と読むのか一瞬わからなくなりました。

「えっと…これ、タカ? ワシ? どっちでしたっけ?」
するとスタジオの外からディレクター。
「洋楽名がイーグルだからワシでしょ。確かにタカとワシは漢字も似てるよね。でもタカならホークだよね」
と言われ、あ。そっか。と。既に「フライ・ライク・アン・イーグル」という洋楽タイトルを私は口にしているわけです。
イーグルだからワシ。タカはホークか。なんでそこに気が付かなかったのか……。悔しいっ。
原稿を読むとき我々は1行先に目線を送りながら声を出しています。
ただ読んでいるのではなくて先へ先へいろいろな計算をしながら頭をフルに働かせているのですが……、私まだまだだな。と反省。
それに【鷲の爪】という邦題から【能ある鷹は爪を隠す】ということわざも連想するべきでした。
ちなみにタカは【鷹】。ワシは【鷲】。最近漢字も危ない……。

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