地元で食べると美味しさ1.5倍? 落語家・春風亭一蔵が語る地方グルメの魅力
落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 9月13日の放送は、番組パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、一蔵が今気になっているニュースをお届けした。
水谷「一蔵さん、今日取り上げるニュースはなんでしょう」
一蔵「気になったのは、『資さんうどん』が『すかいらーく』に買収されたというニュースです」
水谷「私、『資さんうどん』がよく分からないんですけど」
一蔵「これは北九州を拠点にやっているうどん屋さんです。うどん屋って言うと、立ち食いうどんを想像する方が多いかと思うんですが、『資さんうどん』は私の中では、非常にリーズナブルなちょっと広めの居酒屋さんです」
水谷「へえ~」
一蔵「で、シメにうどんが食べられるんですね。福岡には「三大うどん」があって、『資さんうどん』『ウエスト』、それから『牧のうどん』の3つが有名なチェーンなんです。僕はこのあいだ、ここで『資さんうどん』が神田の方にお試しで1店舗出してみたっていうニュースを読んだんですよ」
水谷「あ~! はいはい」
一蔵「それから東京にいよいよ本格進出っていうニュースが流れた後、すかいらーくが買収したっていうことなんですが、向こうに行って食べてたものが、こっちに来て食べられるっていうのは、なんか寂しい気持ちになるんです」
水谷「分かる!」
一蔵「そりゃあ、東京で働いている九州の方が故郷を思い出すのにいい、っていうのはありますけど、私みたいに東京在住だと、福岡に行った時に「あっ、資さん寄ろう」とか思ってたんですよ」
水谷「それが楽しみですもんね」
一蔵「そうなんです。札幌ジンギスカンの『だるま』さんが、上野鈴本演芸場の裏手にできたんですけど、なんか北海道に行って食べたいなって思っちゃう」
水谷「そこに行って、その空気感の中でね」
一蔵「それ! それなんですよ。まさにそこの水、そこの風、そこの人たちの喋り声で、味が1.5倍増しするんだと僕は思ってるんですよ。逆にもう福岡に行っても「資さんはないな」と思っちゃう」
水谷「そうなっちゃうのか」
一蔵「大人の事情とかいろいろあると思うんですけどね。すかいらーくが買収、という記事を見ると私みたいな人間は、「あっ、ネトフリのドラマみたいな、大変な事になってる」とか思っちゃったので取り上げました」
水谷(笑)
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