【お天気気象転結】残暑と流しそうめん大会
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼9月13日配信号 担当
鈴木純子
気象庁の一か月予報では、9月7日から10月6日までの一か月はほぼ全国的に気温が高い確率が「80%」(北海道は70%)そして高温に関する早期天候情報が北海道を除く各地に出されており、関東甲信地方でも9月15日から23日にかけて気温がかなり高くなるとして体調管理や農作物の管理に注意するよう呼び掛けています。
台風10号に翻弄されて始まった9月ですが、残暑と呼ぶには暑すぎる気温が続いています。
そんな中、今年も開催されました。「流しそうめん大会」台風10号の影響で一週間延期になり9月7日に行われました。
日野自動車優和会の皆さんが行っている「流しそうめん大会」にご近所ということと、日野自動車提供「走れ!歌謡曲」のパーソナリティーをつとめていたご縁で参加させていただいています。
そもそもこの「流しそうめん大会」は、優和会が続けておられる門松作りの行事の一環です。
日野自動車で正月に飾られていた門松が無くなることになり、それなら自分たちで作ろうと立ち上がったのが優和会の皆様、春には近所の竹林で竹の剪定と門松用の竹選びをしてタケノコ掘り、夏には竹を使って流しそうめん大会、年末に向けて門松作りとなります。コロナ禍でも密を避けて毎年欠かさず制作し、日野自動車の日野本社と日野市、羽村市、群馬県太田市、茨城県古河市の各市役所、そして日野市公民館に飾られています。今年は活動を続けて15年で日野市に表彰されました。
「流しそうめん大会」は昨年コロナが明けて4年ぶりに開催。
今年は中一の娘と一緒に参加しました。
流しそうめんをする前には、竹でコップと器、箸を作ります。娘もノコギリで竹を切ってコップ作り。私は欲張りなので大きめのコップを作ってもらいました。これで昼間から飲む生ビールが最高なのです。
箸を作るときは竹をこのように割っていきます。
ベテランの箭内さんが作った箸がこちら。見事!
今年は新たにこんなデザートが。細目の竹に入っているのは羊羹です!美味しかった。
流しそうめんに続いてはタレを変えて流し冷やし中華。この暑さの中天ぷらをあげてくださる方がいて、野菜の天ぷら入りでいただきました。
かき氷、たこ焼き、すいか割りもあって、さらに子どもたちは水鉄砲で本気の水遊び。水鉄砲も可愛いものではなくバズーカ的な大砲っぽいもの。娘もペットボトルを装着できる凄い水鉄砲を持っていったのですが、更に上をいくものがありました。
毎年思うのですが、この水遊びが盛り上がるのは、家主の松本さんはじめ大人も本気で参戦するから。大人もびしょ濡れになります。娘も最後はバケツに水を汲んで挑んでいました。中学生になってもこんなに夢中になって遊ぶ機会があって良かったです。
松本さんは先月還暦を迎えられ、みんなでお祝い。似合いすぎるちゃんちゃんこ姿です。夕方にはフライドポテトとチキンナゲットをあげてくださり、子どもたちは更に盛り上がります。大人も「ポテト L!」などと注文してどんどん持ってきてもらいました。最高の週末でした。
優和会の皆様に、日野自動車が長年提供してくださった「走れ!歌謡曲」が今月末に限定復活(『走れ!歌謡曲』復活特番 第2弾の放送決定!)とお知らせしたら、とても喜んでくださいました。4月から半年間トラックドライバー応援キャンペーンをしていることも。
門松作りはこれからが佳境となりますが、お正月に日野自動車や各市役所で手作りの門松を見かけたら、もの作りのプロ集団の顔を思い浮かべてみてください。
気象予報士 鈴木純子