令和の米騒動の理由に大竹納得も…「燃料や飼料の高騰で米の値段は上がっているのは事実。米について真剣に考えて欲しい」

令和の米騒動の理由に大竹納得も…「燃料や飼料の高騰で米の値段は上がっているのは事実。米について真剣に考えて欲しい」

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9月4日(水)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。朝日新聞の「新米、値上がりの気配 農家へ前払い金、4割高も」、東京新聞の「参考:新米が届いても高値は続く? 専門家が指摘する「コメの先食い」、そもそも農政の在り方に問題が」という記事を取り上げ、大竹がコメントした。

2024年産の新米が店頭に並び始めた。品薄解消が期待されているが、生産コストの上昇や需要の高まりを受けて、値段は上がる見込みだ。
各地の農協(JA)が米の生産者に前払いする概算金は、前年に比べ2~4割ほど上昇している。概算金は仕入れ値のもととなり、店頭での価格にも影響する。
参考:新米、値上がりの気配 農家へ前払い金、4割高も

スーパーなどでコメの品薄、欠品が相次ぐ中、坂本哲志農相は3日の記者会見で、新米の店頭価格について「平年よりも多少の割高感はあるだろう」と発言した。今後も高値が続く可能性に言及したもので「令和の米騒動」は長期化が懸念される。識者は根本的な原因を国の減反(生産調整)政策だと指摘し、農政の在り方に疑問を呈している。

参考:新米が届いても高値は続く? 専門家が指摘する「コメの先食い」、そもそも農政の在り方に問題が

砂山アナ(アシスタント)「疑問を呈しているのは元農水官僚で、キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹です。ざっくり言うと、減反政策は2018年に終わっているけれど、似たような形で生産調整は続いていると言うんです。生産計画がギリギリだから少しでも需給の変動があると今回のような事態を招くと語っています。備蓄米の放出という話もありますが、備蓄米を放出すると新米の価格に影響が出る可能性があるので政府はあまりやりたくないようです。山下氏は「国民が補助金を出して高いコメを買わなければならない『減反』ではなく、欧州連合(EU)のような直接支払制度で価格低下分を農家に所得補塡(ほてん)し、余ったコメは輸出する方法もある。自民党総裁選ではコメ農政の問題にも目を向けてもらいたい」と注文しています。国民の米の需要が減っていたのも事実で、需要に合わせて生産する形を長年培ってきたんですけど、ちょっと需給が崩れるとこういうことになるということですね」

大竹「ちょっと違うバランスの崩れというのはこの間地震があって、その後臨時情報が出て水とかお米の買い溜めが起きた。それと新米が出る直前だった。この2つが大体の原因だというみたいだね。減反政策は2018年に終わったらしいんだけど、これが形を変えて続いているという話なのかな」

砂山アナ「そこまで言い切っていいか…。識者の方は言い切っているんですけど、ある県が「米農家の皆さんへ減反政策の廃止とこれからの米作りについて」という資料を出していて、それを見る限りでは減反政策は終了しましたが食の多様化によって米のニーズが低下している部分もあり、きめ細かく対応した生産を行なって米の需給と価格の安定を図る必要があります。水田を色々な形で活用して飼料用米、家畜が食べるためのお米に転換したり、野菜や果物などの高収益作物への転換を積極的に進めることが大事ですよと。今までは生産数量目標があって、これが減反政策の時にあった生産量の目標なんですけど、これに変わる指標はありますかという問いには「主食用米の作付参考値」を提示しています。去年の需要がこれくらいで今年もおそらくこれくらい必要になるので、全体でこれくらい作りましょうという形で目標はあるようです。これが識者の方の言う減反政策は終わっているけど、似たようなことが続いている」ということだと」

大竹「あれはなかったの?減反しますという人に補助金を出してるということは」

砂山アナ「国による水田フル活用に向けた飼料用米、麦、大豆などの戦略作物への支援や地域の裁量で活用可能な産地交付金による支援(水田活用の直接支払交付金)は継続されます。また、麦、大豆、そば、なたねの生産及び販売を行う方に対する畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)についても継続されるようです」

大竹「要は何かに転換して使うなら支援金を出しますということだよね。識者の方が言うように形を変えて続いているということになると、今、日本のお米は需要と供給のバランスが取れている状態で続いている。言ってみれば余剰米を出さないようにしていた。それがイレギュラーが起きるとバランスが崩れるということだよね。ただ、農家をやっている人は65歳以上の人が多くて先細っている。成り手の方も少ない状況でこれからの日本のお米についてしっかり考えていかないといけないなというところにはいるよね。自民党はこれまで農家の方を票田にしてきたけど、どうなっていくのかな。それから備蓄米の問題もある。今回は新米が出る間のタイミングで、備蓄米を出すタイミングによっては新米と重なって農家の方に負担が行くようになるから控えたみたい。いずれにしても燃料や飼料の高騰で米の値段は上がっているのは事実。米について真剣に考えて欲しいね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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