【アナコラム】坂口愛美「目指せ紅白!?けん玉と共に駆け抜けた夏」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼8月30日配信号 担当
坂口愛美アナウンサー

私と彼(=けん玉)との出会いは、突然やってきた。
今年の6月2日(日)、日曜14時〜放送している「おとなりさんday」のコーナー「全国ラジオスター」に、熊本のラジオスター・塚原まきこさんが出演してくださった。
塚原さんは、担当されている番組、RKK熊本放送の「福ミミらじお」の企画で2021年にけん玉を始め、その年の年末、紅白歌合戦で三山ひろしさんの歌唱時に行われたけん玉世界記録チャレンジに、「けん玉ヒーローズ2021」のメンバーとして9番のゼッケンを、つけ参したという経歴の持ち主。
小学生の頃、毎年夏休みの自由研究で前年の「紅白歌合戦」を分析し、新聞にまとめていた私はすぐに食いついた。「私もけん玉で紅白歌合戦に出たい!!」その日のうちにけん玉を購入。彼との共同生活が始まった。

会社に行くときも、遊びに行くときも、いつも彼はカバンの中に入ってついてくる。
そんな彼を、一日に一回どこかで取り出し、大皿に乗せる動画を毎日撮影して番組のXに投稿した。最初はうまくいかないことが多かったが、次第に彼と私の息が合ってきた。一回で成功することが増え、彼と私の挑戦を応援してくれる人も増えてきた。
紅白歌合戦という緊張感のある舞台で失敗しないためには、どんな状況でも一回で大皿を成功させる必要がある。だから、彼と私は様々な場所で大皿に挑戦することにした。
北海道の網走に旅行に行った時は、ホエールウォッチングの波で揺れる船の上で。秩父の夏祭りに行ったときは、炎天下、お酒を飲んでいる状況で地元の人たちに見守られながら。夏の高校野球が行われている甲子園の前でも私たちは挑戦し続けた。
正直、最初は彼自身が好きな訳ではなかった。紅白歌合戦に出るために彼を利用しようとしていただけ。でも、思い出が増えていくうちに、彼自身に惹かれ始めた自分がいた。
というのも彼のお陰で、見える世界や人とのつながりが広がっていったのだ。
東京湾納涼船に乗った時は、彼と一緒にいたことから、司会の方に声をかけて頂き、ステージの上で彼との挑戦を披露した。成功した時に湧き上がった大歓声は忘れない。
また、彼と一緒にいるようになってから、多くの人が声をかけてくれるようになった。
「私も得意なんだよ〜」「懐かしい!貸して!」
普段あまり話さない人とも、彼のお陰でコミュニケーションをとる機会が増えた。
先日、「おとなりさんday」におとなりさんファミリーの平子さんがゲストで来てくださった時も、平子さんと山根さんの手の中で、彼は嬉しそうに微笑んでいた。
みんなを笑顔にしてくれる彼。そんな彼との挑戦は、まだまだ始まったばかりだ。

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