「冷蔵庫は人生を腐らせる」朝日新聞を辞めたアフロの元記者はなぜ冷蔵庫まで捨てたのか?
お笑いタレント、大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) が8月5日に放送され、幻冬舎文庫から発売中の『寂しい生活』を著した元朝日新聞記者の稲垣えみ子氏が登場。月曜パートナーの阿佐ヶ谷姉妹とともに本の内容について伺った。
大竹「資料を頂いたんですが、稲垣さんのご自宅は何もありませんね。空っぽ」
阿佐ヶ谷姉妹・美穂「ご自宅のお写真ですね」
稲垣「なんで空っぽかっていうと、収納がないんです。収納がないと物が入らないので処分せざるを得ないんです」
阿佐ヶ谷姉妹・江里子「うちも収納がないんですけど、全部出ちゃってます」
大竹「タンス買えよ」
江里子「買ったんですけどタンスの前に物が出てて、それを踏んで骨折しちゃったことがあります。稲垣さんのご自宅はそういうのがないですね」
稲垣「ありがとうございます」
大竹「だけど、これが楽しくなっていくんですよね。冷蔵庫も捨てて」
江里子「冷蔵庫はすごいね」
稲垣「冷蔵庫はもちろん、最後まで捨てるとは思ってなかったんですけれども色々事情があって捨てざるを得なくなり、捨てた今思うのは、一番捨てて良かったんですね」
大竹「またあ」
稲垣「いやいや本当です。本当なんですよ、これが。冷蔵庫は人生を腐らせていたんです」
江里子「腐らせないためにあるのに」
大竹「人を納豆みたいに言いやがって」
稲垣「(笑) もうちょっと解説していいですか? もう聞きたくない感じですか?」
大竹「聞いてやろうじゃありませんか!」
稲垣「冷蔵庫があると物が貯められますよね。貯められると、どうしても物を買いすぎてしまう。明日食べればいいとか、1週間後に食べればいいとなるので、自分が食べていくのに、一体どのくらいのお金とか物が必要かが分かんなくなっちゃっていたことに、冷蔵庫を捨てて気がついたんです。冷蔵庫を辞めたら今日食べるものしか買えないじゃないですか。そしたら一日の食費がいくらかはじめて分かったんですけど、150円から200円ぐらいなんです」
大竹「おっしゃるように冷蔵庫は便利だから、卵なんかもちょっと多めに買ったりしてね」
江里子「10個買った方がお得だって思っちゃうから、それで買っちゃいますよね」
稲垣「それで保存できるし、冷凍できるものならもっといけるじゃないですか。そうすると一体いくらあれば自分が生きていけるのかとか、一体どれだけあったら充分な状態なのかとかが分からなくなって、当時たくさん給料をもらってたのに、もっと欲しいって思ってたんです。でも1日200円なら、月々食べていくのに必要なのは2万円ぐらいだと思って。月々2万円だったら、こんなに立派な会社にいなくても、人手不足のどこかでアルバイトをしたら、いけるじゃんと思って。私、何でもできるなって」
大竹「それで会社辞めたの?」
稲垣「それもあります、本当に」
大竹「高い給料を拒否して?」
稲垣「拒否っていうか、そんなにいらない。高い給料のために我慢してることもいっぱいあるじゃないですか。時間も会社に取られるし、上司に怒られても我慢してとか、いろいろ」
大竹「それは仕事だからねえ」
稲垣「そうしないと食べていけないって思ってたんですよ。でも、冷蔵庫を辞めたら、いや、全然食べていけると思ったんです。どうですか、今の説明?(笑)」
大竹「もうちょっと聞かないと分かんないけど、なんか哲学がありそう。じゃあ何食ってんですか? 今日は朝飯何を食べました? 冷蔵庫ないんですよね」
稲垣「私、朝ごはんはですね、〇〇を食べるんです」
大竹・阿佐ヶ谷姉妹(笑)
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