【お天気気象転結】この猛暑いつまで続く…?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼7月26日配信号 担当
伊藤佳子
先週から異常な暑さが続いています。連日のように最高気温が35度以上の猛暑日、夜は熱帯夜…朝から日差しが痛いようで、できれば外に出たくないという暑さ。
「暑さ」取材も、浅草などの観光地、東京スカイツリータウンの噴水広場、東京ビッグサイトの猛暑対策展、気象庁など色んな所に行かせていただいています。
▲東京スカイツリータウン噴水広場
▲猛暑対策展
「暑い」と言う街声も、ニュースには欠かせませんが、都庁付近や新橋などで声をかけます。
暑くてカンカン照りの中、とまって答えてくださる方には本当に感謝です。
その日も新橋SL広場の温度計は、朝9時過ぎには34度という暑さの中、マイクを向けると「すごく暑いです」「溶けそうなぐらい暑い」「耐えられない、勘弁してもらいたい」「異常気象だ」などの声。
ピンクのおしゃれな長袖シャツにサングラスをかけた初老の男性に「長袖、暑くないですか?」と聞くと「入れ墨あるから……」と。
「ホントに?暑さ対策って何かされてます?」と聞くと「しっかり食べること!3食、特に朝ごはんをちゃんと食べる、生野菜も。夜は素麺!食事療法」と答えてくれました。
ありがたく、暑さ対策の部分は放送させていただきました。
どうも若くはない私の方が危なっかしく見えるらしく、インタビュー後に「暑いから気を付けて……」「大変ですね」と声をかけてくださる方までいます。
1分足らずの会話ですが、街頭インタも人との出会い、なかなか面白いものです。
この先、8月〜10月までの三ヵ月予報も全国的に高温予想。
地球温暖化でベースとなる気温が高い上に、ラニーニャ現象の影響で日本はこの先も暖かな空気に覆われやすいからだそうです。
▲気象庁 異常気象情報センター 田中昌太郎所長
コロナも10週連続増加していますが、東京都医師会の尾崎会長は
「ここ1か月、お盆休み明けまではコロナ感染者は増えていくだろう。夏休みになって、合宿や旅行など集団で動く、集団感染するケースが増える。去年の夏のピークより感染者が多く出るのではないか」と話していました。
猛暑だけでなく感染症にも注意して、健康に夏を乗り切りたいものですね。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子