村上信五くんと経済クン「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」

村上信五くんと経済クン「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
2024年7月13日は、文芸評論家の三宅香帆さんを迎え、新書として異例の売れ行きを見せている三宅さんの著書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」についてお話を伺いました。

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なぜ働いていると本が読めなくなるのか?

三宅香帆さんの背景
三宅香帆さんは、以前リクルートで働いていたものの、「この生活では本が読めない」と感じ、会社を辞めて京都に移住するという大胆な決断をしました。リクルートでの忙しい生活から一転して、京都での生活を選んだ背景には、深い読書愛がありました。この経験を通じて、三宅さんは働き方や時間の使い方について深く考えるようになりました 。

働きながらの読書が難しい理由
三宅さんの著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』では、現代人がなぜ本を読む時間を持てないのか、その理由を歴史的背景から探ります。明治時代から現代に至るまでの働き方の変遷を紐解き、現代人がスマホに多くの時間を費やしてしまう理由を解明しています。例えば、明治時代から高度経済成長期に至るまでの働き方と読書習慣の変化について触れています 。

スマホと読書の違い
対談の中で、三宅さんはスマホと本の情報の受け取り方の違いについて語りました。スマホでは自分が知りたい情報をすぐに検索できる一方、本を読むには周辺知識や背景知識を同時に取り入れる必要があります。この周辺知識が忙しいときには「ノイズ」として感じられ、読書のハードルが高くなると指摘します 。

読書を楽しむためには
読書を楽しむためには、ノイズを受け入れられる余裕が必要だと三宅さんは言います。彼女自身の経験から、会社を辞めて生活サイクルを変えたことで、読書の楽しさを取り戻すことができたと語りました。忙しい現代社会であっても、読書を楽しむための工夫や時間の使い方について改めて考えてみてはいかがでしょうか?


お話を伺う中で、「あ、私もノイズを受け入れられなくなっているな…」と思うことがたくさんありました。
改めて生活を見直し、大好きな読書ができる時間を確保したいと思う講義でした!
まずは1ページ目で止まっている村上さんおすすめの本を読み進めないと…!
坂口愛美

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村上信五くんと経済クン

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土 9:00~10:00

「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら 「お金」に強くなってゆく番組です。 「お金持ち」しか持っていない情報を イチ早く皆さんに提供できるよ…

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