連日の猛暑で懸念される電力不足。東京電力は他社に電力の融通を要請!

連日の猛暑で懸念される電力不足。東京電力は他社に電力の融通を要請!

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7月10日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、連日の猛暑で電力不足の懸念が高まっているというニュースについて意見を交わした。

森永「予定が外れた時の影響は計り知れないから、慎重に慎重を重ねて対策して、それでも足りないぐらいだと考えるべき」

連日の猛暑で、電力不足の懸念が高まっている。8日には東京電力管内で冷房の使用が急増して電力需給が逼迫、中部電力から電力の融通を受ける事態が起きた。今後も厳しい暑さが見込まれるが、政府は夏の節電要請は行わない考え。発電所の稼働再開で供給力に余裕が生まれるとの判断だが、老朽発電所が停止するリスクもあって、安定供給の確保には不安が残る。
8日の猛暑で東電管内は冷房需要が急増し、電力使用率は一時95%に達した。送配電会社の東電パワーグリッドは隣接する中部電力から電力の融通を受けた。東電PGが他社からの融通を受けるのは約2年ぶりのことだった。
東電と中部電が折半出資する発電会社JERAも火力発電所の出力を増やす対応を取り、斎藤経産担当大臣は「安定供給に支障が生じることはなかった」と説明した。その上で、これからも「安定供給の確保に万全を期す」と力を込めた。
10年に1度の猛暑を想定しても、電力需要に対する供給余力を示す予備率は安定供給に最低限必要な3%を上回る見通しのためだ。

寺島尚正アナ「と言いながらもですね、先日は中部電力から応援を受けたということですね。森永さん、これについてどう思われますか?」

森永康平「これだけ暑くなってきたら、そりゃ冷房を使わなかったら逆に命の危険というのもありますし。しかも停電が起きてしまうと、それこそ今、医療機器が繋いであるから何とか健康に生きている方たちもいるわけで、単純に『クーラーが効かなくなったから困っちゃう!』とか、そういうレベルじゃない人たちもいっぱいいるわけですから、やっぱり停電が急に起きてしまう、ブラックアウトみたいな状態を避けなきゃいけない。ただ一方でAIとか半導体、データセンターだとかよく名前を聞くようになってきたワードではありますけど、これらってめちゃくちゃ電力を食うんですよね。そう考えると今まではそんなに想定していなかった電力の需要が高まっています。今までの感覚だと本来はAIとかに電力を食われるとは思ってもいなかったでしょうから、そこを頭に入れながら、これから先の電力の管理の仕方、発電の仕方を考えていかないと、まずいんじゃないかなって本当に思いますね」

寺島「こんなねえ、夏場でちょっとまずいんじゃないかなんて言ってる場合じゃ、本当は無いんですよねえ。もっともっと、それこそ半導体だなんだって言うのも気にしないと」

森永「そうですよね。夏自体もどんどん暑くなっていってる気がしますし」

寺島「まだ梅雨は終わってないですしね(笑)。おそらく経済産業省あたりは『梅雨の間はまあ大丈夫だろうから、もうちょっと経ってから稼働させて行こう』みたいな予定というのを組んでるはずですから」

森永「ただやっぱり予定が外れちゃった時の影響は明らかに大きすぎるので、そこは慎重に慎重を重ねて、それでも足りないぐらいって感じですよね」

寺島「今回はたまたま中部電力から電力融通を受けられたからいいですけど、中部電力管内だって暑かったら受けられないわけですから。そのあたりはしっかりしていただきたいですね」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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