小田急電鉄、ごみ収集効率化の取り組み

小田急電鉄、ごみ収集効率化の取り組み

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6月24日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、小田急電鉄株式会社 デジタル事業創造部 ウェイストマネジメント事業 WOOMS統括リーダーの正木弾氏をお迎えし、力を入れる取り組みとしてごみ収集の効率化について詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは、企業プロフィールをご紹介致します。1923年5月、小田原急行鉄道株式会社として創立され、1948年6月に、小田急電鉄株式会社が発足しました。東京都と神奈川県を中心に、幅広い領域で事業を展開。現在は地域と小田急グループの持続的成長を実現させるため、交通・不動産・デジタル・生活サービスの4つの事業領域を設定し、それらを連動させた事業を提供しています。地域資源の活用や自治体や地域のキープレイヤーとの連携、教育機関との共同研究など、“共創”による新たな価値創造に挑戦しています。改めまして事業内容を詳しく教えてください」

小田急電鉄株式会社 デジタル事業創造部 ウェイストマネジメント事業 WOOMS統括リーダー・正木弾氏「鉄道を中心にしたビジネスを行っております。東京都、神奈川県を中心に鉄道バス、タクシーといった運輸業、あとは百貨店やスーパーといった流通業、また箱根、沼島、鎌倉といった場所の観光業とビジネスを幅広く展開しています」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「力を入れる取り組みを教えてください」

正木「今、WOOMSという事業を行っています。この事業を通じて社会に役立つまち作りをしていきたいと考えております」

松井「そもそもWOOMSの由来って何ですか?」

正木「Wは無駄や廃棄物を意味するwaste、Oは小田急、2つ目の丸は数字のゼロ。廃棄物を小田急がゼロにするチャレンジをするということと、廃棄物は燃やしたり埋め立てていくからゴミになるわけで、活用すればゴミではないということで、ゴミの概念をひっくり返したいということで、Wをひっくり返してM。循環型社会は、小田急単独で実現することは当然ながらできません。他の企業の方や消費者の皆さんと一緒に取り組んでいきたいということから複数形のSを付けてます。」

松井「ゴミ収集の取り組みについて、具体的にどんなことをされているのですか?」

正木「私たちが提供しているシステムというのは、ゴミの収集運搬車にタブレットを積みます。タブレットを積むとGPSによってゴミの収集の状況がわかるようになります。道路のどこの道を通ったのか?ということや、ゴミ収集をする状態がわかります。集積所の近くでスピードを落としていくと自動的にゴミの収集の状況を検知します。ですので、町中の集積所のごみが取られている所と取られていない所が一目瞭然でわかります」

横井「実際に現場の方からは、どういう声をいただいてますか」

正木「このシステムを入れて、やりがい、働きがいが向上したというアンケートの結果が出ています。鉄道の仕事もそうなんですけど当たり前のことを当たり前にやる仕事って、やりがいって実はあんまりなくなってくるんですよね。チームで収集できる、自分が誰かを助けることができるところに喜んでいただけています」

横井「収集者同士が通信をして、“ちょっと空いてるからそっち手伝うよ”みたいなやり取りが実現したってことですよね」

松井「今後、実現したいことはありますか。」

正木「ゴミは大きく分けると家庭から出るゴミと企業やお店が出す事業系のゴミに分かれます。まず最初は、家庭から出るゴミの収集というところの知見を高めながら、そこに合うシステムを提供開始していますが、事業系の方たちにも使っていただくような機能も取りそろえてきています。そういう意味では、家庭系のゴミにとどまらず、ゴミ全体のところまでの、まずは運搬の効率化を実現していきたいと思ってます」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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