シリーズ第5弾、テーマは「移動」『知っていますか?ロービジョン~0と1の間 Vol.5』9/23(月・祝)放送決定
自身がロービジョンである文化放送社員が企画・制作のシリーズ第5弾となる特別番組『知っていますか?ロービジョン~0と1の間 Vol.5』が、9月23日(月・祝)午前11時00分~12時00分に放送されます。
「ロービジョン(Low Vision)」とは、何らかの視覚障害により日常生活が不便になることを指しており、周りからは困難なく行動しているように見えることから、ロービジョン者であることは理解されにくい側面があります。
当番組は、自らがロービジョン者である文化放送社員の白石仁司が自身の経験をふまえ、健常者と盲目の間にいるロービジョンの世界を少しでも理解してもらうため、企画・制作をしました。
第1弾の放送よりサヘル・ローズが出演し、白石と共に様々な視覚障害を取り巻く環境や課題解決に向けた取り組みの紹介、そして知られざるロービジョン者の抱える思いなどを伝えてきました。
(左から:サヘル・ローズ、文化放送・白石仁司)
第5弾となる今回のテーマは「移動」。視覚障害者にとって大きな困難が生じる「移動」にスポットをあて、物理的・心理的な困難についての理解、それを取り巻く課題を取り上げます。番組では、白石自らが遠隔地にいるオペレーターが視覚情報をサポートする最新サービスを体験取材。そのサポートシステㇺを導入した行政による取り組みなども紹介します。
また、5月31日(金)に行われた放送批評懇談会による第61回ギャラクシー賞・贈賞式にて、文化放送は報道活動部門で『文化放送ロービジョンプロジェクト』が選奨を受賞しました。
様々な視覚障碍者についての問題や取り組みを紹介してきたシリーズ特別番組『知っていますか?ロービジョン~0と1の間』のほかにも、民放初として1974年より作成している「点字番組表」、同局PR誌「フクミミ」の音訳、社内階段への黄色と黒の斜め縞テープの貼付、到着階を知らせる音声ガイダンスの社内エレベーターへの搭載などに取り組んでいるほか、ロービジョン者の視覚に配慮した特設サイトを通じ様々な情報を発信するなど、ロービジョンについての理解促進とそれを取り巻く課題の解決に向け継続する活動が評価されました。