【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 「結局私しかいないかなと」監督代行として指揮を執ることになったいきさつを語る

【西武】渡辺久信GM兼監督代行インタビュー 「結局私しかいないかなと」監督代行として指揮を執ることになったいきさつを語る

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5月28日放送のライオンズナイターでは、バンテリンドームナゴヤで行われた交流戦の開幕戦、中日ー西武1回戦の試合前に、この試合から指揮を執ることとなった埼玉西武ライオンズの渡辺久信GM兼監督代行にインタビューした模様を放送した。監督代行として指揮を執ることになったいきさつを訊いた。

――背番号72を選んだ理由は?
渡辺「空いている番号の中で選ぶということだったのでそれほど意味はないのですが、72は足して9なので、そのぐらいです」

――その9の意味はどこにありますか?
渡辺「9はね勝負事なので、やっぱり(おいちょ)かぶなので、縁起がいいかなと思って」

――監督就任初年度(2008年)にリーグ優勝、日本一を成し遂げて、6シーズン務めた監督を2013年に勇退されました。ファームの監督、ピッチングコーチも含めると、10年間に及んだ指導者生活に区切りをつけた後、「もう現場に戻らないつもりでいた」と伺いましたが、なぜ11年前にそう思った?
渡辺「6年間1軍の監督をやって、2013年に監督辞任しまして、私の現場の仕事というのは、現役時代、2軍投手コーチ、2軍監督ときて、ある意味そこでピリオドを打つという気持ちで辞めました。現場はこれからの人たちに任せて、私は陰からお手伝いできればというところだったのですが、まさか11年後にこういう形で現場に戻ってくるとは……ただこの状況下でやっぱりやるしかないと思います」

――球団からGMしかいないと言われたそうですね?
渡辺「こういう状況を打破していくためには、ある程度経験を持った人、チームをよく知っている人という形になった中で、結局私しかいないかなという感じになったということだと思います」

――開幕3カード9試合を6勝3敗で滑り出しました。しかしいつの間にか結果が伴わなくなっていますが、原因はどこにあると思われますか?
渡辺「簡単に言うと、野球は点取りゲームなので、なかなか点が取れない中で投手陣がどうしても1点もやれないという苦しいピッチングの中で、投手陣に影響が出てしまっているのが一番だと思います。ただシーズンは長く、(5月28日試合前時点で)まだ98試合ありますので、これから巻き返せると思っています。このタイミングでこういう形で私が監督代行します。どこまでいけるかわからないですが、やるからには全力で精一杯やっていきたいと思います」

――直近のオリックス3連戦(5月24日~26日、西武―オリックス7回戦~9回戦)では、初戦を落としながら土曜、日曜で連勝をしました。ご覧になっていかがでしたか?
渡辺「非常に良い形もできてきたかな。連打も最近になかった、畳み掛けるような攻撃もちょっと見えてきました。ただ、7連敗した後2連勝してまたそこから8連敗ということも今年ありましたから、これを続けていかなければ意味がないです。選手にも話をしたのですが、セ・リーグのチームは今年の西武は強くないというふうに見てくると思うので、ある意味ファイティングポーズをこっちからとってやっていかなくちゃいけない、とにかくなめられたらいけないので、しっかりファイティングポーズをとって今日からやっていきたいと思います」

――ファンの皆さんに向けて。
渡辺「今年ファンの皆さんはつらい日々を過ごすことが多くなっていると思うが、今日からまた新たに交流戦始まります。交流戦の戦い方は例年に比べて大事だと思う。ここでどれだけ借金を返済していけるかというところで、選手もその気になってもらわないと困るので、そこは我々がけしかけていきたい」

※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー

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