6月3日輪島市・珠洲市で震度5強の地震…七尾市でも全半壊の建物さらに傾く

毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

3日(月)には、能登半島・輪島市や珠洲市で震度5強の地震が発生。
気象庁は今回の地震について、能登半島地震の一連の地震活動だとしたうえで、この地域では3年以上地震活動が続いていて当面継続すると考えられるので、引き続き注意するよう呼びかけています。
（↓　6月3日　気象庁会見で解説する原田智史地震津波監視課長）


このとき七尾市でも震度4を観測しました。
私が1月上旬取材に伺った七尾市の避難所「矢田郷地区コミュニティセンター」の飯田伸一さんは
「あの揺れで全半壊した家屋の傾きが進んだところも見受けられた。少し落ち着いてきたところだったが、Jアラートが鳴ってあの音で皆さん心の不安が広がった。まだまだだと再認識したのが現状」と話してくださいました。　
公費解体は10％ほどしか進んでいない状況で、道路も仮補修できちんとした整備はまだ…。
倒れた建物もほぼそのまま、公費解体の順番を待っている状況ということです。
復旧・復興が早く進んでほしいものですね。

きょうの「防災アワー」は、先月下旬に行われた「戸越銀座まちなか防災フェスティバル」の様子をお伝えしました。
この防災イベントは、総務省消防庁主催の第28回防災まちづくり大賞で「消防庁長官賞」を受賞しています。
街の防災力向上を目指し、地域に密着した活動が評価され、戸越銀座商店街連合会、パナソニックホームズ、株式会社HITOTOWAの３者が受賞したものです。

当日が日差しが強い中、消火器体験や放水体験、AED体験、防災クイズラリーなど様々なプログラムが行われ、多くの子ども達が参加していました。
戸越銀座商店街の中では　胸骨圧迫・心臓マッサージの訓練が、荏原消防団や大崎高校・防災部の指導の下行われました。


また、ホッケーをしながら防災を学ぶプログラム「まちなか防災ホッケー」も近くの京陽公園で行われ、子どもたちが楽しそうに参加していました。


聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください、
来週も「戸越銀座まちなか防災フェスティバル」についてお送りします。

気象予報士　防災士　都庁・気象庁担当記者　　伊藤佳子