声をやってくださいが厳しい理由は…『川口技研presents～久保純子 My Sweet Home』

文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents～久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。毎週ゲストの方にお越しいただいて様々なお話を伺うとともに、聴いていて爽やかな気分になれる音楽をお届けする30分です。パーソナリティはフリーアナウンサーの久保純子さんです。



第４５９回 ５／１２の放送を終えて

今週は、世界中で大人気のアニメ『ONE PIECE』のルフィ、『ドラゴンボール』のクリリン、映画『天空の城ラピュタ』のパズー、『新・おそ松くん』 のチビ太の声などで知られている田中真弓さんにお越しいただきました。

声優さんには、役によって声を変える七色の声の人と、一色の声で演じる人と2通りあるそうで、田中さんは一色の声にあたります。「ボク」と言うか「俺」と言うかのように、一人称が違えば、多少変わりはするけれども、見ている人はビジュアルの方が強いので、同じ声でも違うように聞いてくれるそうです。

田中さんは「おっ、ぺれった」という劇団を主催していらっしゃいます。アニメで声を演じるのと、劇団の舞台で演じるのとでは、何か重なる部分があるのか、それとも全く違うキャラクターなのかを伺ったところ、田中さんは「何かの声をやってくださいと言われるのが厳しい」と言います。その理由は「今喋っている声もクリリンっちゃクリリンだし、ルフィっちゃルフィだし」と田中さん。続けて「全部一緒なので。これ私の声なので。まんまの声なので。やってくださいと言われるとやりますけど、変わらないですよ(笑)」と。
確かに、パズーっちゃパズーです。。

アニメではナチュラルに聞こえるようにセリフに「あー」や「うー」と入れるそうですが、クセが付くのが怖いと田中さんは言います。実際に舞台の時に、アニメのクセが出てしまい、「あー」「うー」を入れてしまうのだとか。演出家からは「あーとかうーとか入れるな」「その通りに読め」と言われてしまうそうです。

もし俳優じゃなかったら保育士ですと話す田中さん。やっている作業は声優の仕事と似ていると言います。絵本で分かりやすいキャラクターを演じるところ、おじいさんとおばあさんを聞き分けられるように喋った方がいいところが声優の仕事と似ているとお話いただきました。

次週も田中真弓さんにお越しいただきます。

お楽しみに！　See you！

【本日の1曲目】　タマシイレボリューション　／　Superfly　
【田中真弓さん選曲】　だまって俺について来い　／　植木等　
（文／スタッフＣ）

川口技研のHPはこちらから　https://www.kawaguchigiken.co.jp/