【西武】武内夏暉投手インタビュー 見習っていきたい先輩投手とは?

【西武】武内夏暉投手インタビュー 見習っていきたい先輩投手とは?

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5月9日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの武内夏暉投手にインタビューした模様を放送した。ここまで4試合に登板した手応え、そして寮生活について訊いた。

――ヒーローインタビュー(5月3日、対ソフトバンク7回戦)の時に、「フラッグを振ってください」と言っていましたが、フラッグを振っているファンの姿をご覧になっていかがでしたか?
武内「みなさんフラッグを振ってくれてとても嬉しかったです」

――発案した方は?
武内「発案は自分じゃないですけど(笑)。広報の方がとてもいい案を出してくれて嬉しかったです」

――試合中、ヒーローインタビュー中もファンのみなさんの声援がすごかったですが、武内投手はどう感じていましたか?
武内「ヒーローインタビューの時もそうですが、投げている時も歓声がすごくて、とても投げやすく力になりました」

――ピッチングのほうも、両監督が「素晴らしかった」と絶賛していましたが、ご自身のなかで手応えはいかがでしたか?
武内「本当にその日は調子がよくて、真っ直ぐ、変化球、どの球種も自分の思い通りに投げられましたし、特にチェンジアップは冴えていましたね」

――今シーズン、ソフトバンク打線のクリーンナップ3人(柳田悠岐、山川穂高、近藤健介)がノーヒットだったのは、あの試合(5月3日、対ソフトバンク7回戦)が初めてだったそうですが、そのあたりは意識のなかでソフトバンク打線に対してどうやって対応していこうとかはあったのでしょうか?
武内「やっぱり抜け目のない打線で、出塁率、長打力が高い選手もいるなかで、本当に目の前の打者に集中して『ひとりひとり抑えていこう』という気持ちで投げました」

――そのなかで対戦したい打者として挙げていたのが柳田選手でしたが、まずはバットをへし折ってのセカンドゴロ、そして2奪三振。このあたりはいかがでしたか?
武内「本当に思い通りの形になったというか、炭谷(銀仁朗)さんのいいリードもありましたし、いい感じで投げられたので抑えられたのかなと思います」

――柳田選手との3打席のなかでまずは直球で押し込めましたが、このあたりが2打席目、3打席目の三振に効いてきた部分というのはあるのでしょうか?
武内「やはり真っ直ぐで押せたというのはひとつあるのかなと思います」

――真っ直ぐに関して、右打者、左打者に対してもインサイドに投げれていたんじゃないですか?
武内「左打者には投げれていたんですけど、右打者にはちょっと甘めのコースになった球が何球かあったので、そこは今後の修正かなと思います」

――クリーンナップ以外に関しても、周東佑京選手を塁に出さなかったというのも大きかったんじゃないかと思うのですが?
武内「そうですね。周東選手の出塁はやっぱり得点にかなり繋がりやすいと分かっていたので、絶対に出塁させないように気をつけました」

――いつも自分のなかで真っ直ぐ、変化球であったり、どういったものを特に重点的にできたらいいなというのはあったりしますか?
武内「やっぱりコースに自分が思った通りに投げ分けられたら、『今日は調子がいいな』と感じますね」

――全部が調子のいい状態ではないかと思いますが、そのなかで変化球に関してはどれか決まりだしたらそれを主体といった感じなのでしょうか?
武内「やっぱりカーブがストライクゾーンに思ったところに決まると、バロメーターがよくなると思うのでそこは重点的ですね」

――やはり緩急ですか?
武内「そうですね。そこは大事になってくると思います」

――初勝利(4月3日、対オリックス2回戦)のボールはもうご両親にプレゼントはされましたか?
武内「えーと、まだです(笑)。ちょっとまだ送れてないですね。自分の部屋に飾っています(笑)」

――2勝目のボールは?
武内「ないです(笑)。ここから勝ち星を積み上げていくつもりなので」

――ここまで(5月8日時点)4試合に登板しましたが手応えはいかがでしょうか?
武内「まず100球前後は投げられて、投球回数も7回以上投げられているのはいいことなんですけど、登板間隔も結構空けてもらっているので、そのぶんしっかりトレーニングもできていい状態で試合に入っていけてるので、そこは今後も継続していきたいなと考えています」

――2試合目(4月10日、対ロッテ2回戦)を投げたあとに登板間隔が空きましたが、自身のなかではいい形になりましたか?
武内「とてもいい形になったと思いますし、やはりそれなりの疲れがたまっていたのでリフレッシュできて、今後に繋がるトレーニングもできて、本当にいい時間になったなと思っています」

――これから登板間隔が中6日というところがひとつ大事になってくるかと思うのですが、そのあたりはどうでしょうか?
武内「やはり経験していくしかないと思うので、そこはしっかり中6日でも毎週いい投球ができるような投手になっていきたいと思います」

――球数も、3試合目(4月24日、対オリックス5回戦)、4試合目(5月3日、対ソフトバンク7回戦)は100球でした。ここからもう少しというところはどうですか?
武内「完投を目指したいと思いますし、やはり100球を超えてからの投球というのはとても大事になってくると思うので、今後の課題になるかなと思っています」

――完投となると、そこからは完封というのもありますよね?
武内「もちろん。狙っていきます」

――寮の暮らしに関してはいかがですか?
武内「充実していますね。お風呂もサウナもついていますし、ご飯もたくさん食べられているので、とてもいい環境だと思います」

――ご飯は朝昼晩ですか?
武内「朝昼晩でます」

――何が美味しいですか?
武内「全部です(笑)」

――季節のメニューであったり、珍しいメニューとかもあったりしますか?
武内「誕生日の人がいたらリクエストがあって、自分が食べたい物を食べられるのですが、みんな美味しい物を頼むのでそこは嬉しいなと思いますね」

――7月(武内夏暉投手の誕生月)はどうしましょう?
武内「どうしましょうね(笑)。何にしようかなーと考えています」

――ちなみに好物は?
武内「焼き鳥が好きです」

――うどんは今でも食べていますか?
武内「埼玉ではあんまり。寮では食べていますけど、外ではあんまり食べていないですね」

――登板前とかは、うどんなどの麺類が多かったりする投手はいますけど。
武内「自分もかなり麺類派かなと思いますね」

――地元のうどんが恋しいですか?
武内「やっぱり恋しいです(笑)」

――オススメのうどん屋はありますか?
武内「『資さんうどん』という関西にも広がっているチェーン店で、関西でも行列らしいのですがいずれ埼玉まで来るといいですね」

――初勝利の時には、「資さんうどん」のXも武内投手をお祝いしていましたね。
武内「親から『資さんうどんさんがメッセージをくれているよ』と伝えられました。いつもありがとうございますと思っています」

――地元のソウルフードですね。
武内「そうです!」

――体重に関しては、増減でいうと増えているというところですが、このあたりはいかがですか?
武内「動きながらもしっかり体重が増えているので、そのぶん投げている力も上がっていると思いますし、今後もさらに増やしていこうかなと考えています」

――大学ですと夏場は強化期間ですけど、体重が増えるのか減るのかでいうと、プロの夏場はどういう形でしたか?
武内「大学の時もそこまで体重が減るわけではなかったので、維持しながらといった感じですかね」

――プロになっても投げながらですがしっかり維持もしながらという形で、これから夏場に向かっていく感じですか?
武内「そうですね。投げながらトレーニングも積んで、さらにいい体を作っていこうかなと考えています」

――今からトレーニングもそうですが、ケアというところではどういったことを意識していますか?
武内「自分は結構体が硬いほうなんですけど、プロに入ってからもっと柔らかくしていくために、お風呂上がりや練習後のあとに股関節のストレッチというのは重点的にやってきました」

――股関節の柔らかさはでてきましたか?
武内「徐々に柔らかくなってきました」

――ほかの投手を見て、「自分はまだまだ」と思ったり、「先輩はすごいな」と思ったことはありますか?
武内「体に関しては食事もそうですが意識が高いなと感じているので、そこはまだまだ見習っていくところだなと感じています」

――そういった会話をする先輩投手はいらっしゃいますか?
武内「平良(海馬)さんです。食事を見てもすごいですし、トレーニングもそうですがひと味違うなと感じています」

――何が違いますか?
武内「栄養の摂り方が人とは違うような」

――それはサプリメント、普通の食事どちらからですか?
武内「普通の食事からです」

――「この栄養素を摂らなきゃ」といった品目の選び方をしているのですか?
武内「そうですね。勉強になります」

――登板を重ねていくと、まもなく5月下旬から交流戦もやってきます。バッティング練習も始めましたね。
武内「まずはティーバッティングとバントから始めました」

――バッティングの自信はいかがですか?
武内「本番には強いほうだと思っているので、練習ではあんまりですけど、試合ではしっかり決められるようにやっていきたいと思います」

――バッティングのほうも楽しみにしています。
武内「少しでも貢献できるように頑張りたいと思います」

――でもまずはピッチングですね。
武内「そうですね」

――今後の登板間隔や球数も含めてどういった形でやっていきたいか、意気込みなどもお願いします。
武内「ライオンズが勝てるように、毎回しっかり腕を振って勝つというのをまずは目標にしてやっていきたいと思います」

※インタビュアー:寺島啓太アナウンサー

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