【お天気気象転結】花散らしの雨 芽吹きの春
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼4月12日配信号 担当
鈴木純子
3月29日(金)に開花、4月4日(木)満開となった東京の桜。
満開になって5日から1週間ほどは散らずに楽しめることが多く、その後に雨風が強まると「花散らしの雨」となります。4月9日(火)は雨風強まって、まさに「花散らしの雨」となりました。娘の中学校入学式だったので、天気が恨めしかったです。
ただ、入学式自体は感動。新入生入場だけで涙が溢れそうになりました。
卒業式から2週間余りなのに、みんなビシッとして一気に大人になっちゃったようで。
嵐だったため式典のあとは室内で写真撮影をして、翌日からのことを友達同士で話し合ったりして楽しいひとときを過ごすことができました。
▲雨風を耐えてくれた多摩地域の桜
入学式翌日は目の覚めるような晴天。少し早く家を出て近くの公園で娘の制服姿を撮影。多摩地域の桜はまだ散らずに頑張ってくれていました!
娘の背中を見送りながら、またもや感慨深かったです。
中学生活、多感な時期だし色々なことがあると思いますが、迷い悩みながらも楽しみを見つけて、頑張ることの喜びも感じてほしいです。
▲散った桜も美しい 私の影は微妙
ちなみに桜の開花から満開までは関東地方は1週間前後ですが、北に行くほど短くなり、東北地方は3~4日で満開になるところが多いです。
開花から満開まで一番早い記録は2012年5月2日北海道の旭川で、なんと0日。午前10時に開花し午後3時30分には満開の発表がありました。
北海道旭川はこのとき季節外れの暑さで当日の最高気温は25.1度に達していたんです。前日は27.1度と更に高く前日から当日の朝にかけて急速に開き始めたようでした。桜の種類はエゾヤマザクラでした。
長野智子さんのイメージに合ってるお花
さて、新入学、新生活といえば、文化放送の新番組のひとつ「長野智子アップデート」4月1日(月)から放送が始まりました。お聴きいただけましたでしょうか。左肩骨折の私は初日もアームホルダー姿でありました。
月曜のパートナーが私鈴木純子。火曜~金曜が解説委員の鈴木敏夫アナウンサー。通称敏(びん)さん。
日々のニュースをわかりやすくアップデートできるようつとめますので、ご意見ご感想お待ちしています。
メールはup@joqr.netまで。来週のスペシャルウィーク月曜は後藤謙二さん、梶原しげるさん登場です。
▲初回ゲストの元フジテレビアナウンサー露木茂さんと
あなたにはこの春、どんな新しいことがありましたか?
気付かなくても木々の芽吹きのようにどこかで新しい芽が萌え出ているかもしれませんよ。
このコラムも何かの気付きに繋がれば嬉しいです。新年度もよろしくお願いします。
気象予報士 鈴木純子