俳優・内藤剛志「小学1年生がなりたい職業・芸能人」に対し、「ならない方がいいですよ!」
4月4日(木)、「くにまる食堂」(文化放送)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、俳優の内藤剛志さんがコメンテーターとして初登板。最新のニュースを次々と斬った。
その中でも注目は「小学生が将来なりたい職業」について。
野村邦丸アナ「この春、小学校に入学する新1年生に『将来就きたい職業』について尋ねたところ、スポーツ選手部門が4年ぶりに首位に返り咲きました。株式会社クラレがランドセルの購入者を対象にアンケートしたもので、女の子はアイドル人気が再燃しまして、芸能人・歌手・モデル部門が去年と同じ2位ながら、回答比率を伸ばしました。一方、近年 人気を集めてきたYouTuber部門は、男女ともに順位を落としています」
内藤剛志「僕、芸能人なんですよ(笑)。あのねえ、芸能人にならない方がいいんじゃないですか?」
邦丸「ええっ、そう!?」
内藤「なってる俺が言うのもちょっと変ですが、申し上げときますけど、芸能人は『運が8割、人柄が1割』ですよ」
邦丸「あとの1割は?」
内藤「何も無い(笑)……努力ですよそこは! 努力はみんなしますから。だけど結局売れるか売れないかなんて、運です。そう思いますよ。だって僕、こんな顔ですよ(笑)?」
邦丸「内藤さんがこんな顔とか言ったら、俺なんて箱でもかぶっていたいぐらいです」
内藤「いやいや(笑)、今日12時台のゲストでいらっしゃいますけど、文学座の先輩の中村雅俊さんをはじめ、ものすごく才能ある方がいっぱいいるんですよ。でもそういう方が必ず残ってるわけではないんですね。ちょっとした運なんですよ。なので、そこを目指すのは、夢はあるんですが、なかなかどうなんでしょうか? って思いますよ」
邦丸「若い人たちが役者を志して、あるいは芝居を作りたいと色んな小劇場なんかで一所懸命頑張ってますよね。中には『いいな~っ!』と思う人もいるんだろうけど、その人が将来、芸能界で飯を食っていけるかっていうと、また別問題と」
内藤「そうですね。ただ、今の人たちはやり方が変わっていて、さっきYouTuberがちょっと減ったっていうのがありましたけど、これはリアリティなんでしょうね、たくさん居てちょっと飽和状態かなって思ってるんでしょう。しかし、俳優でもこんな人がいます。例えば、短い演技の動画をあげるんですね。それがバズって収益になる。そのお金をもって違う劇団で芝居をするとか。つまり僕らはマスコミに出てお金をいただくことによって生活してますよね。そうじゃないやり方を選ぶ人も増えてきましたね。TikTokやYouTubeなど様々なSNSを使って、動画を自分で発信することが出来るんです。これ、世界で出来ますからね、携帯1個あったら出来る。そういうやり方で収益化する、もしくは認知されて何十万人というフォロワーがつく人がいますから」
邦丸「フォロワーなんですね~!」
内藤「そのことによって、テレビや映画とは違うところで演技の仕事をするという。色んな、形が増えてきましたね。だから、一番はじめに難しいことを言いましたけど、考え方によっては、昔みたいなやり方の芸能人という形では難しいかも知れないですけども、新しく表現することは、違うところでは出来るかも知れませんね。なので、ごめんなさいね、夢を否定するみたいなことを言ってしまいましたが」
邦丸「やめなさいってことですね?」
内藤「そうですね! ハッハッハッハッ! ……運です!(笑)」
この他にも内藤さんは、きのう発生した台湾地震のニュースや、月の標準時を決めることになったというニュースなどをピックアップして熱く語りました。その模様はradikoのタイムフリーでお楽しみください。
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