【西武】今井達也投手インタビュー プロ8年目で初の開幕投手に指名された心境とは?
3月28日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの今井達也投手にインタビューした模様を放送した。プロ8年目にして初の開幕投手を務めた今井投手。開幕投手に指名された時の心境と、開幕戦に向けての思いについて訊いた。
――オープン戦最終登板(3月22日、西武-ヤクルト)では3回31球で無失点の投球でしたが、もっと投げたかった?
今井「開幕前最後の登板というのもありますし、先発投手として1イニングあたりの球数が少ないに越したことはない。球数の面では少なかったのでよかったです」
――昨シーズンよりもストレートの平均球速が上がっているがその要因は?
今井「効率よく体を使えていて、力をロスすることがなくなってきているなと思います」
――フォームにおいて気をつけている部分は?
今井「ボールを投げようとしないことを意識しています。シャドーピッチングのような練習を結構するのですが、その動きにボールがあるだけという感じ。ボールの重さは200gくらいで、その重さだけでボールを投げようとしてしまうことがある。自分中心に動いたところでボールがついてくるのではなく、ボールを中心にして、どうやって操ろうかという動きになってしまう選手が多い。それが力のロスや怪我に繋がる感覚があるので、速いボールを投げようというイメージは持たないようにしています」
――開幕投手に指名されたタイミングはいつ?
今井「キャンプ2回目の紅白戦後(今井投手は白組の先発として登板し、2回無失点)に、監督と一対一で話す機会をいただきました。その時に伝えてもらいましたね」
――伝えられた時の心境は?
今井「もしかしたらあるのかなと思うところもありましたけど、やってやるかという思いですね」
――開幕投手を務める準備は毎年している?
今井「そんなことはないです。シーズンが始まって最初の1週間は先発投手全員が開幕戦。チームの開幕戦は1日しかないですけど、先発投手は火曜から日曜までにそれぞれ開幕日がある。そこ(チームの開幕戦)への意識はあまりなかったです」
――ライオンズファンへのビデオメッセージでは「初めての開幕投手、楽しみでもあるし少し不安もありますが、しっかりといい準備をして、今シーズンのライオンズが100点でスタートを切れるように責任を持って一生懸命投げたいと思います」と話されました。いい準備というのは具体的にどのようなこと?
今井「試合になって何も考えずに無意識でいることです。相手打者への配球などは考えますけど、投げる技術のところで悩むのは試合中にないように徹底したい。毎日つねに上手くなろう、いいものを作ろうという気持ちを持ち続けて練習するだけ。それを繰り返していればマウンドに上がった時も自信になると思うので、自分がオフシーズンからやってきていることを1年間続けていきたいです」
――不安があるのは本心?
今井「寒さが気になるだけですね。雨の可能性もありますし、そのようなコンディションで開幕を迎えることは予想している。天候不良や寒さなどのあらゆる条件に対しての不安はあります。ですが自分のやってきたことや技術的なこと、マウンド上に立った時の気持ち、1試合、1球に対する責任のところで不安はなく、自信を持って投げることができています」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
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