子育ての悩みは万国共通『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』
文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。毎週ゲストの方にお越しいただいて様々なお話を伺うとともに、聴いていて爽やかな気分になれる音楽をお届けする30分です。パーソナリティはフリーアナウンサーの久保純子さんです。
第452回 3/24の放送を終えて
今週も、主婦の友社から「アクティブリスニングでかなえる最高の子育て」を出された島村華子さんにお越しいただきました。
現在はカナダの大学で、幼児教育の教員養成に関わっておられる島村さんですが、セミナーでは、カナダでも似たような質問が多いと言います。子供のほめ方がわからない、言う事を聞かない、好き嫌いが多い、座って食べない、叱る時に感情的になってしまうなど、寄せられる相談は万国共通なのだとか。
島村さんは「ひと言目でいかに抱き締められるかが大事」をキーワードにしているそう。例えば、子供が「痛い痛い」「こわいこわい」と言った場合、大人から見たら大げさな事で、どうでもいいよと思うような事でも、まずは「痛かったよね」「こわかったね」という風に、クッションを入れるのが大事だと言います。
また、叱り方について伺いました。
まずはその子が、叱るような行動をした前に、何をしたかったのかを言葉にするそうです。「あなたはこれをしたかったんだよね」と、まずは受け止めから入るのが大事なことで、「これが取りたかったんだね、取りたかったんだけどコップに目がいってなかったから、コップが落ちちゃったんだよね」と、事実を批判するのではなく、事実として述べて、「じゃあ次からこぼさないようにする為にどうやってサポートできるかな」と、私がどうしたらいい? あなたはどうする? というような話し合いをするのがステップなのだそう。
島村さん曰く、裁判官になるのではなく、探偵者として子供と接する。要は、どっちが悪いという目線でいくと、どうしても賞罰が結果になってしまうが、どうしてなんだろうという興味の気持ちでいくと、たとえ2人が喧嘩をしていたとして、どっちかが悪く見えていたとしても、悪く見えているのは裁判官の目線だからであり、探偵者だとしたら、じゃあこの裏には何があったのかなと考えられる余白を作るのが大事だとお話いただきました。
次週も素敵なゲストをお招きします。
お楽しみに! See you!
【本日の1曲目】 ルカ / スザンヌ・ヴェガ
【島村華子さん選曲】 Both Sides, Now(青春の光と影) / ジョニ・ミッチェル
(文/スタッフC)
川口技研のHPはこちらから https://www.kawaguchigiken.co.jp/
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この記事の番組情報
川口技研 Presents 久保純子 My Sweet Home
日 9:00〜9:30
日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。 毎週ゲストの方にお越しいただいて、子育ての喜び、苦労話、思わず笑ってしまったこ…