放送は残り2回!ゲストはホルン奏者の濱地宗さん
毎週火曜、夜9時から放送している「ガキパラ ~NEXT STAGE~」。
3月12日(火)の放送は、オープニングで3月26日の放送を持って番組が終了することを発表しました。前身番組から9年半お送りしてきたこの番組、前半は「NEXT STAGE」になってからのゲストの振り返りを行いました。
そして、みゅーぱらのコーナーには、ホルン奏者の濱地宗さんにお越しいただき、お話を伺いました。
濱地宗さんは、宮城県仙台市のご出身。東京藝術大学を首席で卒業後、大学院を修了。
これまでに「第10回 JEJU International Brass Competition」で、日本人ホルン奏者で初の優勝者となった他、国内外の様々なコンクールで賞を受賞し、高い評価を得ます。(すべての国際コンクールで日本人ホルン奏者が優勝したのは濱地さん以外まだいません!)
現在は、群馬交響楽団の首席ホルン奏者として活動されている一方、
スタジオミュージシャンとして、アニメ「鬼滅の刃」や「プリキュアシリーズ」、「ポケットモンスター」、Mrs. GREEN APPLE、いきものがかり、椎名林檎といった作品の音楽やミュージシャンのレコーディング、ツアーにも参加しています。
ギネスに認定されるほど難しいと言われている金管楽器・ホルン。濱地さんがホルンを始めたきっかけは小学3年生のときの吹奏楽部で、先生から「君の唇の形はホルンに合うと思う!」と言われたことが決め手だったそうです。
その後、クラシックからJ-POPなどのポップスも演奏するようになり、最初の頃どんなことが大変だったのかを伺いました。
武田「ジャンル違いの戸惑いはありますか?」
濱地「ありますね。今もありまして、クラシックでホルンってベルが後ろを向いているのでコンサートホールだと絶対ちょっと早めに吹くんですよ。遅れるって言われるので。でも、マイク立ってて、クリックがあるじゃないですか、そこにオンで吹くことに一番最初苦労しましたね」
小幡「タイミングが楽器ごとに違うんですよね」
濱地「オーケストラは、だいたいピッチが442か443やるんですけど、ポップスだと440じゃないですか。そこの音程を調整するのにも苦労しましたね」
さらに、今年夏に濱地さんが開催する新しいコンクール「The Sixth Sense Grand Prix2024」についても伺いました。
木管五重奏、木管六重奏をもっと世の中に普及したいという想いからできたコンクールで、木管五重奏の部の1位になると賞金はなんと200万円! 他と合わせると国内最高額の賞金になるそうです。ぜひ新しく誕生するコンクールチェックしてみてください!
最後は、卒業シーズンということで濱地さんが「明日への手紙」を生演奏を披露。使用したホルンは、YAMAHAの「YHR-871GD」です。