3.11「東日本大震災風化防止イベント」 汐留シオサイトで開催
文化放送と全国32局の制作協力で、月曜~金曜の午後5時からお送りしている「ニュースパレード」
その日に起こった最新の話題を中心に、幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。
東日本大震災から明日で13年。
港区・汐留シオサイトの通路広場では、東北4県 青森・岩手・宮城・福島と東京都による「東日本大震災風化防止イベント」が開かれています。東北の復興状況がパネルで展示されている他、東北4県のアンテナショップが厳選した水産加工品やお菓子などが並び、復興サカバも開店してました。
東日本大震災復興フォーラム実行委員会、岩手県復興推進課の澁澤岳史(しぶさわ・たかふみ)さんは
「震災の風化が心配される中、ぜひ東北の復興状況や魅力を感じて、東北に来てもらいたい。課題は4県でもそれぞれ。岩手だと『産業』『コミュニティづくり』『心のケア』など。例えば復興して街づくりが進む中でインフラ面は整備してもコミュニテイの形成が進んでいない所もある。産業を震災前の水準かそれ以上に盛り立てないと…」と話していました。
立ち寄った人たちは、福島の菓子「ままどおる」や宮城の「ほや」などの水産品、地酒などを次々と買い求めていました。
特に「能登半島地震」があったことで、皆さん「震災は他人事ではない」とパネルに熱心に目を通す姿が見られました。
「13年経つので忘れがちだけど能登の地震で思い出した。買って応援したい。パネルを見て復興には時間がかかると感じた」
「福島出身、なかなか帰れないので復興イベントでは積極的に買おうと」
「神戸で被災した。忘れてはならない。参加することでお役に立てれば」
「岩手に住んでいたことがあって東北が大好き。年に一度は訪れている。行くことで応援したい」など様々な声が聞かれました。
「東日本大震災風化防止イベント」は明日3月11日まで開かれています。
気象予報士 防災士 都庁気象庁担当記者 伊藤佳子