女性の働きやすさを上げる方法とは?

女性の働きやすさを上げる方法とは?

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1月25日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)は、お休みの入山章栄に代わって水曜レギュラーの哲学者、永井玲衣が登場した。特集コーナーのテーマは「女性のキャリア」。他国と比べて日本が低いと言われる「女性の働きやすさ」について考えた。

西川あやの「イギリスの経済誌『エコノミスト』が2022年に発表している、女性の働きやすさを評価したランキングで、日本が最下位から2番目なんですって」

中田花奈「なんかヤだなあ」

西川「(上から)1位がアイスランド、2位スウェーデン、3位フィンランド。やっぱり北欧なんですね。19位がアメリカ、28位が日本、29位が韓国になっています。主要29箇国を対象にしたランキングみたいですね。日本政府もいろんな方針を発表していて、この番組でも取り上げています。どうでしょう、お二人は女性としてのキャリア、考えていらっしゃるんじゃないですか? いままでに悩んだこともあるのでは?」

中田「タレント業だと特に、女性は(タレントとしての)寿命が短い感じなので、その先を考えるなどはしていましたね。」

西川「永井さんは、哲学者の80歳のおじい様が『僕は未熟です』みたいなこと言うんですよね?」

永井玲衣「そうそう、やめてほしい(笑)。『素人視点で申し訳ありませんが……』って。あんた80じゃん、大御所じゃん、みたいな(笑)。(哲学者は)40代で若手とも言われますけど、女性の研究者っていうのも働きにくい社会ではあります」

西川「はい」

永井「たとえば私の知人はいま、職を探している状況。研究者ってとても不安定なので、非正規をやりながら職を探すわけですが、妊娠・出産をしたんです。そのことを私に『どうか秘密にしてほしい』と」

西川「えっ!?」

永井「どうしてか聞いたら『子供を産んだと知られたら就職できなくなるから』と。結婚や出産を隠しながらキャリアを積まないと女性は不利な立場におかれている、と言われて『なんだ、この社会! アクティビスト永井、爆誕』みたいなことにつながってくるんですけど(笑)」

西川「珍しい、怒っている(笑)」

永井「まだまだ働きにくい、ワースト2位というのは納得するかも」

西川「企業によって(結婚、出産に関して)は考えなきゃいけないことだから、聞かれるのも当たり前だとは思う。その解消法が見つからない……?」

永井「子供の問題を考えることってじつは大人の問題を考えること。同じように、女性の生きやすさを考えることは男性の生きやすさを考えることじゃないですか。私たちの問題、社会の問題なので。出産や育児するにしても『仕方ない、女性だもんね』って、『なんで女性がひとりでやる想定なんかい! 一緒にやるものやろがい』みたいな。別に夫婦というかたちでなくてもいいじゃないですか。地域で、近所で、というのもあり得る。会社に赤ちゃん連れてくる、ということもあるのに『仕方ないね……』と言うのはなんでだろうな、と」

西川「けっこう私、文化放送の上司のお子さん、会ったことあります。自分も母親が共働きだったから、すごく母の会社の人にお世話になっていました。その思い出があると、自分も『みんなで遊ぼう』という気持ちになる。そういうバトンの渡し方、みたいなものも必要かもしれないですね」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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