【アナコラム】高橋将市「ボートレース発祥の地で」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼1月19日配信号 担当
高橋将市アナウンサー
私が担当しているスポーツ中継の中に、ボートレース中継があります。2008年11月から担当して現在16年目。中継では熱い(暑苦しい?)実況をお送りしています。
ボートレースは水面上に設けられた1周600mのコースを6艇で3周するレースですが、醍醐味はスピード感、そして直接聞くモーター音や水しぶき!
直線での最高速度は時速約80キロですが、水面ギリギリを走るために衝撃も激しく、レーサーの体感速度は約120キロと言われています。
高速で走るボートを操るボートレーサーが、1マークや2マーク(2コーナー、2コーナー)で見せるターンのテクニックはまさにプロの技!ぜひボートレース場で直接、それらを楽しんでもらいたいです。
ボートレース場は、北は群馬・ボートレース桐生から南は長崎・ボートレース大村まで全国に24場ありますが、地域的な分布では西日本に多いです。
私が今回お邪魔したボートレース大村は1952年、全国で一番最初にボートレースが行われた「ボートレース発祥の地」です。
場内には「ボートレース発祥の地記念館」があり、当時の開催広告やボートレースの歴史をたどる年表、実際にレースに使うボートの展示など、ボートレースの知識を深めるのに十分な展示が多数あります。
ボートレース大村はナイターレースが中心で、1レースが午後2時~午後3時くらいにかけて、最終12レースが午後8時30分前後となっています(最終レースが遅い時間に組まれているミッドナイトボートレースも開催されています)。
今回中継した「ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBCトーナメント)」もナイター開催で、明るいナイター照明の下でレースが行われました。
去年ビッグレースで優勝したレーサーが中心となって争うBBCトーナメントは、4日間のトーナメント戦。「負けたら終わり」の一発勝負のレースです。
激戦のトーナメントを制したのは群馬の関浩哉選手。SGレーサー5人を従えて堂々の優勝でした。大村のファンは熱い方が多く、声援や拍手ももの凄い勢いでした。さすが「ボートレース発祥の地」!
ボートレース場はそれぞれの場で名物グルメもあり、楽しめるスポットがたくさんです。皆さんもぜひ、全国24のボートレース場に足を運んでみて下さい!