落語家のお正月 林家は「大盃の回し飲み」でお年玉ゲット!?実は若手にきつい理由とは?
落語家はお正月をどう過ごしているのか?1月5日の『くにまる食堂』は、金曜レギュラーの春風亭一蔵師匠と、林家なな子さんをお招きし、今年のお正月の出来事を伺った。
邦丸「一蔵さんの正月は大変だったんだって?」
一蔵「やばいですよ。うちの師匠の女将さんが作るお雑煮に「味がない、味がない」って喋ってたら、その翌年、女将さんが「今年は味あるから」って言ってお雑煮をドスンッ!って置かれたんですよ。誰が女将に言ったんだと、目の前の一之輔師匠を見たら「俺じゃねーよ」って顔してて、横の師匠をパッと見たら「ごめん」みたいな感じで。」
邦丸(笑)
一蔵「そんな話を去年ここでして、今年ももちろん師匠の家に行きました。そしたらお雑煮…なくなってたんです。」
邦丸「えー!?」
なな子「おー!?」
一蔵「この放送を聞いてたか否かは分からないんですけど、「餅、食べたかったら言って。焼いて出すから」ってお雑煮が廃止されたんです。もしかしたら、くにまる食堂のせいかもしれない。」
邦丸「(笑)どこから伝わるか分かんねえもんな。一方、なな子さんの師匠は林家正蔵さん。海老名家の正月ってのはすごいんでしょうね。」
一蔵「ここからは落語協会華麗なる一族のお話です。」
なな子「毎年1月1日は集合時間が決まっておりまして、一門全員が集まるんですよ。そして恒例の行事があります。大盃に日本酒をなみなみ入れて、金粉とか昆布とか縁起物を浮かべて、入門順に大先輩方から口をつけていくんです。その目の前には海老名香葉子さんが…」
邦丸「大女将が!」
一蔵「落語協会のフィクサーと言われたあの大女将が!」
なな子「その目の前で、一口日本酒に口をつけて、今年の抱負を申し上げて、お年玉をいただくんです。7、80歳を過ぎたじいさんも海老名香葉子さんから、お年玉をいただくんですよ。」
一蔵「要は先代林家三平の弟子、「林家」を名乗る今の正蔵師匠の兄弟弟子が集まるわけです。」
邦丸「ということは、たい平さんもみんなで回し飲みをする?」
なな子「そうなんです。あとピンクの色が付いちゃってる人もいますしね。その方々がみんな口付けていく。我々下々の人間はもう最後の方ですから、なんだったら大盃の日本酒がちょっと増えてるぐらいな感じですよ。」
邦丸(笑)
一蔵「寒いから鼻水とかも入っているかもしれないね。」
なな子「だから飲む振りを、口付ける振りだけでもしたいんですけど、大盃ってちょっと傾けただけでも口の中に入っちゃうわけですよ…」
邦丸「ごめん、時間が来ちゃった。なな子がどうなったのかは、このあとお伝えします。」
林家なな子さんは、うまく飲む振りができたのか?盃の日本酒は一体どんな味なのか?この続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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